鬼隠し編の各話を分解したものを通して考察していきます。
思考の過程を残すため、同じ考察中で別の事実が判明しても、あまり振り返って書き直しはしない様にしています。
映像研の誰かが言いそうな言い方「私は、私のために考察する！」
※映像研：「映像研には手を出すな」アニメを作る漫画作品、アニメ化、実写化されている。
今回の目的。
・ひぐらしのなく頃に業の鬼騙し編で、レナはどうやって死んだのか、圭一は何をしたのかで筋の通る話を構築する。
・推理材料は、鬼騙し編（アニメ）、ひぐらしのなく頃に、解、礼、祭。
絆、命、奉はやっていない。
アウトブレイクのアニメは見たが、拡はやっていない。拡はよく知らないのだけど、拡で出てきた対抗勢力の概念が出てきている気がする。
・考察サイトで見た情報も参考にする。
・うみねこのなく頃にの情報も材料とする。
・ひぐらしのなく頃に業の全編通しての考察はまだ行わない。梨花と羽生、梨花と佐都子などは除外。
現時点では疑問点や予想を挙げるだけ。
考察1：レナと圭一の対決は、何が本当で何が幻想か？＞
レナと圭一の対決には不自然なことがあり、幻想が混じっていると思われるので、一方または両方が雛見沢症候群を発症している可能性がある。
まずは客観的な情報をまとめる。
・事件後の圭一。首にコルセット。ほっぺに湿布（絆創膏？）。頭に包帯。
・両親は健在。圭一はしばらく意識不明だった。
・その後。大石も健在。事情聴取に圭一は答えられない。圭一「すべてを覚えているが、理解できない。」
「理解できない」というのは、「うみねこのなく頃に」で口裏を合わせて嘘をつくときの描写に似ている。
・事件から２日以上後。魅音も健在。「レナは助からなかった」「圭ちゃんだけでも助かったことが幸運」
レナは死亡。圭一も死ぬ可能性があった。圭一とレナは争っていないかもしれない。梨花と佐都子殺し合い的に死んでいるため、圭一とレナが殺しあった状況だったとしても配慮して話題にしていない可能性もある。
レナが死亡した日、梨花と佐都子も死亡。二人とも同じ包丁で首を何度も刺されていた。
・警察は、梨花と佐都子は他殺と自殺の両面で見ている。
喉を何度も刺して自殺することは可能ということの示唆を含む。
事件後の客観情報はこれだけ。
さかのぼって、レナと圭一の事件を振り返っていく。
・（事実）レナは死んでいる。圭一も死ぬ可能性にあった。
・（不明）レナの死因は明らかにされていない。圭一も口にしていないので、時計殴打かどうか分からない。
・（矛盾）圭一はレナに滅多刺しされているのに、病院ではそれほど重傷には見えない。
通してつじつまを合わせると、こうなる。
・レナは圭一を刺した。
・圭一がレナを時計で殴打して撲殺。
・魅音は追及しない。
・大石も追及しない。
この通りだとするとこうなる。
・レナが雛見沢症候群を発症。圭一を刺す。
・圭一は、滅多刺しされたが、レナを撲殺することができた。
・圭一は滅多刺しされたが、病院ではそうは見えない状態である。
・圭一は正当防衛で助かったので、魅音と大石は追及しない。
しかし、レナが急に雛見沢症候群になるのだろうか？ しっくりこない。
疑問1.レナは雛見沢症候群だったのか？
鬼隠し編を通して、レナを検証する。
６月１２日（日）
・弁当を作って古出神社へ行く。
・帰り道、圭一をゴミ捨て場に誘う。
この時点で、L5発症してない。誰も殺していないと想定される。
・圭一、富竹と会い会話。
・ケンタ君人形を発見。
後日圭一が発掘を手伝ってくれることを喜ぶ。
・ダム工事での事故や事件は「しらない」と答える。
１年前の綿流しには四凶爆闘で参加していて悟志も失踪しているため、圭一に配慮した嘘である。
６月１3日（月）
・部活「宝探し」。佐都子が梨花のトラップにかかったところで、レナにフラッシュバックが起こっている様子。鉄平に金庫を開けさせて斧を降り下ろしたところか？
・保健室に行く。圭一には、ケンタ君は又にすると伝える。
６月１4日（火）
・雨。
・カレンダーに影が差し、破り方が雑。
梨花の代わりに佐都子が破っている可能性あり。
・不穏描写のため、レナが何かをしている可能性あり。
・レナの描写なし。
６月１5日（水）
・雨上がり。
・レナ、ゴミ捨て場に行く。圭一に背後から話しかけられ驚く。
レナはフラッシュバックで死体を隠した場所を探しているのか？
殺しているにしては何も描写がない。
・レナ、麦茶を持ってくると言いつつ、鉈をもって圭一の背後に忍び寄る。
鉈を振り上げる。
ひぐらしが鳴く。
圭一が振り返りレナが吹き飛ばされる。ここは流れは何か違和感がある。
圭一をやるならさっさと鉈を降り下ろせば良い。（良くはない）
何か他の力が働いているのだろうか？
・レナは、圭一が死体を探しに来ていると思ったのか？（レナは殺していないので死体も存在しない）
・圭一が、暗くなったからまた明日というとレナは喜ぶ。
「圭一を殺すチャンス」と捉えてレナが喜んでいるようには見えない。
６月１6日（木）
・ゾンビ鬼。
・梨花が鬼であることを見抜く。
・圭一に助けを求める。
・圭一に命乞いして最後まで生き残る。
・顔を洗う圭一の背後に近づく。（表情は隠れている）
ゴミ捨て場に行くことを念押し。
・鉈を持ち、ゴミ捨て場へ。
・圭一に鉈を持たせることを拒絶。
・ゴミ捨て場で、圭一に鉈を渡す。圭一はフラッシュバック。
・無事ケンタ君を発掘。
圭一「下手に運ぶとバラバラに」
・レナ無表情。ひぐらしの鳴き声。
・ゴミ捨て場で見つけてあったというブルーシート、ロープ、台車を持ってくる。
・レナの家に運ぶ。
６月１7日（金）
・圭一は、昨日レナの家に物がたくさんあることを見た。
・帰り道、レナ、圭一、魅音。富竹と会う。圭一、富竹を「ミステリアス。探偵やスパイ」魅音は笑い飛ばす。
圭一の後ろにいるレナに焦点が合うが表情無し。わざわざピントを圭一からレナに変化させているので、意味があるはずの描写。富竹は何かを探っていると認識したのか。
６月１9日（日）
・綿流し祭り。
・五凶爆闘。
・富竹登場。演舞も撮影する予定だったが、約束が入って帰る。魅音「噂の彼女ですか？」 レナ的には鷹野も調査仲間に感じるか？
・梨花は富竹をよしよし。ほんの数メートルに見えるが、レナ的には二人でこそこそ何かを話しているように受け取れるか？
・梨花は演舞へ。
・皆で演舞を見に行こうとすると、レナが人ごみに流されている。一足先に離脱しているということか。
・レナはほどなく圭一と合流。ただ流されただけか？
・演舞を見て、綿流し。圭一にやり方を教える。
・レナはオヤシロ様を敬っている。
・圭一が、魅音、佐都子と合流しようとすると、レナは探してくると言って離れる。これは怪しい。
・圭一は、富竹と鷹野が会っているのを見かけるが声をかけないでおく。それを後ろから見ているレナ。うつろな表情。ひー。
６月20日（月）
・学校で圭一が大石に事情徴収されている。
・部活。犯行現場はラウンジ、凶器はロープ、犯人は魅音。→犯人はレナ。
・圭一が部活に戻ってきたとき、レナは嘘を見抜いている。
・圭一は罰ゲームでお使い。レナはセブンスマートまで後をつけた？
６月21日（火）
・圭一、寝不足。弁当も食べずに昼寝。
・レナは魅音から富竹と鷹野が綿流しの晩に失踪したことを聞かされる。
レナとしては、スパイが帰っただけで鬼隠しは起きていないと思っている？
・圭一、大石に連れられエンジェルモートへ。
６月22日（水）
・圭一とレナで帰り道。
・レナは圭一の家に行きたがる。
・圭一「嘘や隠し事なんかしてないよな」と問い詰めるが、レナに切り返される。
・レナ「レナは正しい努力をしたんだよ」
レナ「ねえ。人って幸せになるために、どれだけの努力が許されるのかな？」
レナ「レナは頑張ったよ」目が青くなる。
レナ「すごいすごい頑張り物語だったよ」
罪滅し編の記憶である。
レナ「圭一君に隠し事があるようにレナにだってあるんだよ」
・レナは、フラッシュバックした記憶を思い出しながら、圭一に「隠し事は誰にもあるよ」と諭していたように感じる。
・レナ、いったん家に帰るが、圭一宅へ。何の用事か？
・圭一は大石と電話している。
・圭一父が来る前にレナは帰宅。
※電話の大石の声は受話器の構造上他人には聞こえないと仮定し、レナは圭一の声だけを盗み聞いたと仮定する。
聞こえた圭一のセリフ。
「何をですか？」
「聞かせてください」
「レナが転校してきたことは知っています」
「レナが！？」
「何がです？」
「何で雛見沢に来る前のレナがオヤシロ様なんて……」→ここで圭一父の気配を感じたレナが、素早く無音で降りれば帰れるかもしれない。
「レナが雛見沢の……」→ここで父が来るのでここまでは聞けない。
・レナは、茨城でオヤシロ様と関わっていたことを圭一に知られた。そして、電話の相手はそれを知っていた人物と思ったかもしれない。
素早く帰っても、隠れても同じところまで聞けるため手段の意味は薄いか。
フラッシュバックによるL5発症（リナや鉄平殺してない）でレナ黒もあるかもしれない。
６月23日（木）
・圭一、寝ていない。
・朝８時、レナが圭一宅へ。圭一母から休むことを伝えられる。
・圭一、診療所経由で学校へ。
・レナ「そうだ圭一君」と何か言いかけるが、圭一は話を逸らす。
レナは圭一宅から学校に来ている。携帯電話のない時代なので、圭一母がレナに夕飯を頼むのはこの時点ではでき無いな。
要件は何だったんだろう。
・昼休み、廊下で圭一が梨花に呼び止められ外へ。
・圭一「レナが怖い」というが、梨花に説得され疑心暗鬼が解ける。
レナはそれを盗み聞きしているかもしれない。
・暗くなってから、圭一に母から明日の夜まで帰れないことの電話。
・食事はレナにお願いした。
・今日の夕飯が用意できないのは既に決まっていたから、夕方頃にレナに連絡しておいたのだろう。
・レナ、チャイム連打。これはレナが怪しいか、圭一の幻聴。
・レナ、にやけている。ちょっと怪しい。
・圭一、ドアチェーンをかける
・レナ、扉をあけてのぞき込む。圭一フラッシュバック。ドアは閉まったままなので、圭一の幻想。
・圭一宅には他に誰もいない。
・レナは台所で一人で準備。圭一には手伝わせない。
・荷物の分量的には二人分ではない。前に５人で食べた。
演出として幻想では無い気がする。
５人で食べた時に比べて、飲み物がないため、レジャーシートはボストンバッグに入り切っていたのかな。
５人で食べた時に比べて、飲み物がないため、レジャーシートはボストンバッグに入り切っていたのかな。
ボストンバッグには、サンドイッチ、おにぎり、水筒、はみ出したレジャーシートが入っていたと思われる。
・圭一の幻想ではないと思われるシーン。
・レナが首を掻きむしる。
・レナ「お父さんを守らなくちゃ。」
レナ「私が家を守らなくちゃ。」
レナ「圭一君を消して私も消えよう。」
レナ「あ そうか。これが今年のオヤシロ様の祟りなんだね。」
・ここは、圭一が疑心暗鬼になるほどの状態ではないため、幻想ではない。すくなくとも、疑心暗鬼ではなく、画面の通りに見えている。
別な力で幻想を見せられている可能性は残るが、鬼騙し編では何も証拠は無いため今は考慮しない。
・レナの心理としては、（ED曲から）飲んだくれているレナ父を守る。
リナや鉄平を殺してしまったので、それを探る圭一を殺さないと。
もし、リナがレナ宅に来ていたら、父は飲んだくれていないので矛盾している。
レナのフラッシュバックによる幻想だと思われる。
レナ「それでお父さんだけは静かに暮らせる」
レナ「うんそうだね それがいいよね」
・自分を消してでも圭一を殺す。その覚悟には手の施しようがありません。
・レナ「だって 私はもうすでに オヤシロ様の祟りを受けているんだし」
レナ「ちょっとの間 許されていただけで」
レナ「すでに とっくにあのときに……」
・茨城でのことか？ それ以外のことか？
・レナ、包丁で攻撃。
・圭一、ゴルフクラブで応戦するが、包丁でたたき落される。
これはちょっと、無理がある気がする。
罪滅し編の最後、鉈と金属バットで互角だったのに、包丁とゴルフクラブだと叩き落せないのではないか。→迫力で負けることもあるかな？
・圭一、レナに体当たり。レナ気絶または死亡する勢いでテーブルに首を打つ。
・少なくとも肺がやられているので、致命傷になりかねない。ここからは幻想っぽい。
・一応、これだけ刺されていると、魅音の「圭ちゃんだけでも助かったことが幸運」には符合している。
数えたら４０回以上刺されているのですが、さすがに死んでいるよね。幻想濃厚。
数えたら４０回以上刺されているのですが、さすがに死んでいるよね。幻想濃厚。
・そして、それに対して時計殴打が勝てるか？
圭一は放心なので、幻想は無いと予想。
テーブルの上に赤い液体。血液か？
肋骨のある胸や腹をあれだけ刺しまくっていたとしたら、もっとボロボロになっているのではないか。
・２０時２４分。
１４分経過している。
・もしかすると、描かれていない別の編での殺し合いの記憶がフラッシュバックした？
・構図的には、梨花と佐都子の死亡に似ている。手掛かりはあるか？
さっきのは幻想かフラッシュバック（それも幻想という）か？
・一応、飛び散っているのは圭一の血ということになるので、本当なら失血死もありますよね。
・梨花と佐都子のどちらかが喉を刺されまくって自殺できたことに対して、警察視点で無理がないとすると、レナを突き飛ばして殺してしまった圭一が、偽装工作で腹を刺しまくって自殺を図ることもできるか。微妙だな。
・鬼隠し編の圭一が、オヤシロ様のせいにして自殺したことに近いともいえるが。
※矛盾点
・何を言っているかわからないだろうが、レナは首を掻きむしっていたのに、首を掻きむしっていなかった。（ポルナレフ風）
疑問が発散してしまうので、まとめる。
・圭一視点でレナが喉を掻きむしっているが、死亡時の俯瞰で掻きむしった後がない。
↓
・レナは雛見沢症候群を発症していて問題ない。よって、台所に死体処分道具を持ち込むことはあり得る。
・圭一も雛見沢症候群を発症していそう。
・レナがやってくる。 → 事実
・レナが喉掻きむしり。 → レナの死体に傷がないため矛盾。怪しい。
・圭一の傷 → 頬の傷は事実。胸と腹の傷は致命傷なので矛盾。怪しい。
・レナと圭一の戦闘。 →
包丁で胸と腹を刺したのが圭一の幻想だとすると、どうなるか。
・レナは圭一を刺さずに死亡。レナと圭一の殺し合いは圭一の幻想。
圭一の幻想はどこか。圭一の様子から判断。
・レナが来たのは事実。
・玄関でレナがドアを開けてくるところは幻想。フラッシュバック発生。
・扉を開けてのやり取りは事実。
・テレビを見ているのは事実。
・台所に行って、レナを見てからが幻想。
トリガーはレナ。テーブルに並べられた道具は見ていない。
「実際にレナが喉を掻きむしり始めた」ことが幻想発生条件？
それとも、「レナが喉を掻きむしり始めたように圭一が幻想を見せられた（これは根拠が薄い）」こと？
いやまて、「実際にレナが喉を掻きむしり始めた」なら、圭一が見ているのは事実ということになる。
レナが喉を掻きむしって、圭一に襲い掛かり頬に傷をつける。
レナは圭一に突き飛ばされて死亡。
ここまでが事実ではないのか。
そうなると、レナののどの傷が消えているのは、どこだ？
レナの喉の傷をチェック。
赤くなっているだけのレベルではないなぁ。
しかし、爪に血はついていないので、出血せずに腫れている表現なのかもしれない。
レナ、青目に。
もう消えてる！
傷は無い。
傷は無い。
傷は無い。
傷は無い。
傷は無い。
傷は無い。
圭一の返り血はあるが、傷は無い。
この辺を何度も見るのはしんどい。
傷は無い。
首への返り血もない。
首への返り血あり。
レナの喉掻き毟りに対する今の結論：
・レナの首の傷は作画的には重要視されてはいない。
・喉を掻き毟ったときに出血していないため、傷はほどなく消える可能性あり。
・よって、レナの掻きむしりは事実で、死亡時に掻き毟りあとが見えなくても問題なしとする。
疑問1解答.レナは雛見沢症候群だったのか？
・雛見沢症候群だった。レナ、鉄平殺しを行っていたかは未考察。
・圭一はレナを返り討ちにし、雛見沢症候群を発症。レナと戦った幻想を見た。
我に返ると自分は刺されておらずレナが死んでいるので、自分を刺してごまかす。
・梨花と佐都子が似たような死に方をしているので、誰も深く追及せず。
考察1結論：レナと圭一の対決は、何が本当で何が幻想か？＞
1.レナ台所で圭一処理準備。現実。
2.圭一それを目撃。現実。
3.レナ、圭一に襲い掛かる。現実。
4.圭一、レナを突き飛ばす。レナ死亡。現実。
5.圭一、幻想でレナと戦闘。
6.圭一、我に返り自分を刺して偽装工作。描写されていない。
7.レナの死体と圭一が倒れている。圭一は泣く。現実。
・山狗などは関与していない。鬼隠し編のメモのように、雛見沢症候群が明るみになりそうな証拠はないため、工作する必要が無い。
偽古戸エリカ「レナと圭一が対決するだけで、私はこの程度の推理が可能です。いかがでしょうか皆様方。」
時間かけすぎ。
※古戸エリカ：「うみねこのなく頃に散」に出てきた推理の天才（変態）
疑問点は残っているのでつづく。
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