ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 ネタバレ考察7 佐都子の目的は?

 続きです。



 > 佐都子がループしているとしたら、佐都子の目的は何か?


 いよいよこの謎に答えが出るか!?(ふわっとしたものしか無理だと思う)


 鬼騙し編と綿騙し編のラストを考察した結果、「ループ佐都子」か「操作佐都子」か「何者か」の存在が見えてきました。


 目的を考察していきます。


 状況整理

 ・梨花はループ記憶がある。

  鬼騙し編:祭囃し編の記憶あり。

  綿騙し編:祭囃し編の記憶があるか不明。綿流し編か目明し編の初期記憶はあり。

  祟騙し編:祭囃し編の記憶があるか不明。

  赤目梨花:アニメ版鬼騙し編では記憶が不明。

   アニメ版綿騙し編では、富竹行方不明を珍しいと言い、行方不明先を知らない。

    → ここは重要。梨花が無能で山狗上層部を解体していないか、赤目梨花は梨花と記憶がつながっておらず本当に富竹の行方を知らないかである。 → 無能梨花案は滅菌作戦が起こらない理由が構築できないので、今回は有能梨花案を採用する。したがって、今のところは、赤目梨花と梨花の記憶は繋がっていないとする。

  ・梨花は有能。裏で富竹経由で山狗上層部を解体。滅菌作戦を撤回させているとする。

  ・梨花は部活メンバーに雛見沢症候群のことを教えない。園崎家のブラフも自らは暴かないとする。この点はちょっと無能。

  ・梨花と赤目梨花は記憶がつながっていないとする。


   猫のたとえを出した圭一を馬鹿にする。まるで、綿流し編を経験する前で、梨花は圭一に猫のたとえをしたことがなく、圭一から初めて猫のたとえを出された状況のようである。もしくは、自分が出した比喩を圭一に使われて、恥ずかしいのをごまかす感じである。



謎の人物の定義>

 ループ佐都子:佐都子が他の編の記憶を引き継いでいる場合。

  A.佐都子の記憶が残っているのみ。記憶は、祭囃し編後の高校生の佐都子。ループの説明もないため、混乱している。

  B.佐都子の記憶が残っており、羽生の様な状況説明者がいる。記憶は、祭囃し編後の高校生の佐都子。ループの説明をされるため、混乱は少ない。梨花がループしていることも教えられているかもしれない。


 操作佐都子:他の編の記憶がない普通の佐都子。ときどき何者かに操作されている。

  C.操作されているときの記憶は無い。

  D.操作されているときの記憶がある。佐都子としてはとしてはフラッシュバックやL5発症の感じか。


 何者か:雛見沢に肉体をもって存在する人物。直接の手掛かりはない。

  E.オートマチックの銃を用意できたり、詩音や佐都子や梨花を殺したり、偽装工作できる。




分かりやすく名前を付けよう>

 ・なんでも「ループ佐都子がいい感じでやった」で片付けるのは考察の怠慢である。


 ※CとDは、操作している上位世界の人物が浮き上がってきてから分ければ良しとして、当面はCに集約する。

 A.混乱ループ佐都子:ループしているが、説明がないので混乱している佐都子。物語が動かせないから、単体では事件にならないと思う。

 B.ラムダループ佐都子:ループしているが、ラムダデルタが説明してくれるのである程度落ち着いている佐都子。どちらに向かうかはラムダ次第。

 C.操作佐都子:何者かに操作されている佐都子。フラッシュバックやL5発症などを起こされる。

 E.海猫:山狗との対比表現。詩音、佐都子、梨花を殺したり偽装工作したりできる。一人か複数人か不明。手掛かりはない。


 B、Cが有力。次点でE。Aは「佐都子サスペンス劇場」になって、作品が代わる。今時だと「佐都子が雛見沢村でループしてみた」とかだろうか。面白いかもしれないが。



 謎の人物の状況から目的を考察していく。


混乱ループ佐都子がやっている!>

 状況

 ・高校生活を送っていたのに、気が付いたら昭和58年の雛見沢村。


 行動予想

 ・鬼騙し編からスタート。

 ・夢だから楽しもう! → 昔遊んだ部活なら勝てる! → いつまでも戻らない。 → あれ? 夢じゃない?

 ・どうやったら戻れる? → 何もしてないうちに梨花宅で梨花と死亡。


 ・綿騙し編スタート。

 ・どうやったら戻れる? → ゲーム大会勝つ → 綿流しではぐれて調査。祭具殿、富竹たちを調査。 

 ・梨花が行方不明。 → 園崎屋敷に行く。詩音と死亡。

   L5発症した詩音と佐都子がオートマチックの銃で死ぬには、……構築できない。

   山狗は詩音を殺したとしても、佐都子を殺す状況にならない。佐都子L5発症くらいか? → 佐都子は掻き毟りなしなのでNG。


 目的予想

 ・元の世界に帰りたい。または、今の世界で楽しく暮らしたい。

 ・矛盾あり。ループで混乱した佐都子の頑張り物語だとしても、綿騙し編ラストが矛盾する。そしてなによりさらに謎の人物を関与させないと物語にならない。



ラムダループ佐都子がやっている!>

 状況

 ・未来佐都子が記憶をもって昭和58年にループした。

 ・ラムダデルタ(便宜上こう表現する)に状況説明される。ラムダの与えた目的は謎。


 行動を予想する。


 鬼騙し編。

 ・ラムダの語った謎目的に向かって行動する佐都子。

 ・梨花と一緒に死亡してしまう。 → ラムダに命令されたとしても梨花を殺せるか? 殺せないと思う。佐都子がうっかりループを口走ったことで梨花自殺とか、殺してきたりとか? ラムダが「梨花を殺して自殺すればやり直せる」とか? → 佐都子が信じる証拠はないが、赤目梨花が佐都子に変なことを口走れば佐都子も納得するかもしれない。


 綿騙し編。

 ・ラムダの語った謎目的に向かって行動する佐都子。

 ・詩音と一緒に死亡してしまう。 → 佐都子が園崎屋敷に行ったのは、梨花を探すためかラムダに言われたから? → オートマチックの銃は山狗から盗める? 診療所地下室は梨花から聞いてないよね? ラムダから教わって当日盗んだのなら行ける? 確率は低め。

 ・佐都子に銃が用意できさえすれば、ラムダの誘導により、詩音を殺して自分も自殺の流れはありうる。

 ・銃の入手は、現実世界の協力者が欲しいところ。


 祟騙し編。

 ・ラムダの語った謎目的に向かって行動する佐都子。

 ・圭一の夕飯を作ったり仲良く過ごす。

 ・バーベキュー大会の帰り、買い物に行き鉄平に連れられ北条宅へ。

   → ここで北条宅で何かをやらせる? → 佐都子的に祭囃し編で鉄平を克服していない。皆殺し編だった気がする。 → 佐都子がおびえるのはわかる。 → 未来佐都子は悟史が生きていることは知っていたのだろうか?

 

  仮定

  ・未来佐都子の時代、悟史は行方不明のままか、帰ってきたが寝たままか、生きて帰ってきた。

  ・いずれにしても、悟史が入江診療所地下にいることを佐都子は知らない。   


  → 悟史が帰ってくる場所を残しておきたい。

  A.鉄平に従う。

   ・精神的肉体的に弱る。

   ・果たして未来から来た佐都子は雛見沢症候群L5になるのだろうか?

   ・この世界はリセットしてループしようとなるか? 梨花は死んでいないが。

  B.鉄平を排除する。

   B1.殺してでも排除する。

   ・トラウマは克服していないか?

   ・殺しても悟史が帰ってくるわけではないことは分かるはず。

   ・フラッシュバックボタンを押されたとして、強制的にでも鉄平への殺意がわくだろうか? 弱い。

    → 悟史の帰る場所を残すために鉄平を殺して、自分は死んでリセットを目指すか?

   B2.嫌がらせをして排除する。

   ・児童相談所に「虐待は無い」と回答していることから、排除する素振りがない。


 ・お昼に登校。北条宅へ帰る。

   → 児童相談所から電話。佐都子は、虐待は起きていないと返事する。


 ・普通に登校。児童相談所への連絡は迷惑したという。

 ・レナの大根をつまみ食い。L5発症風になりつつも、知恵には平気な素振り。

 ・北条宅へ帰り、以降は未登場。

   → 手掛かりなし。鉄平か佐都子は死んでいるかもしれない? → 何度もループしているし、ラムダがいればこの世界は仮初め世界と解釈できるため、佐都子はL5にならないのではないか?


 考察

 ・ラムダループ佐都子だと、自殺リセットに躊躇がないかもしれない。

 ・佐都子は、鉄平を社会的に排除しようとしていないため、殺して排除しているのだろうか?

 ・ラムダの目的は見えない。使えなくなった鷹野とは別ルートで滅菌作戦を目指しているのだろうか?


操作佐都子がやっている!>

 状況

 ・未来佐都子が記憶をもって昭和58年にループした。または、昭和58年の佐都子のまま。

 ・謎の人物Xが、佐都子の行動を制御し、昭和58年世界に関与する。


 鬼騙し編の佐都子

 ・佐都子を使い、裏でレナをL5発症させる。レナにはフラッシュバックボタンを使用。


 綿騙し編の佐都子

 ・佐都子を使い、裏で詩音をL5発症させる。詩音にフラッシュバックボタンを使用。

 ・祭具殿に忍び込ませ、何かを盗ませた?


 祟騙し編の佐都子

 ・表向き部活メンバーには関与していない。

 ・佐都子を使って、鉄平になにかさせる?


 考察

 ・佐都子を操作したからと言って、それほど世界に関与できるか?

 ・フーダニットとハウダニットがわからないと、ホワイダニットは無理かな。

 ・謎の人物Xの行動は、佐都子やフラッシュバックボタンを使い、梨花の行動に逆らって惨劇を起こし、梨花を殺す。


海猫がやっている!!!>

 状況

 ・一人または集団。

 ・オートマチックの銃を所持。

 ・誰でも殺しうる。偽装工作もする。物理法則に縛られる。

 ・羽生と同じ世界の住人もいるかもしれない。物理法則に縛られないが、行動は視聴者に納得がいく範囲に縛られる。フラッシュバックボタンを装備。別世界の惨劇をフラッシュバックさせ、L5発症に近づけることができる。

 ※観測不能と同義なので、なるべく小さくしていきたいところ。


 鬼騙し編

 ・上位存在:フラッシュバックボタンでレナに幻覚を見せる、またはL5発症させる。

 ・上位存在:フラッシュバックボタンで圭一に幻覚を見せる、またはL5発症させる。

 ・レナは死ぬ。圭一は気絶して入院、その後L5発症。

 ・うまく発想できなくてつらい。無理筋か。


 綿騙し編

 ・上位存在:フラッシュバックボタンで詩音(または魅音)をL5発症させる。

 ・海猫が詩音と佐都子を殺す。圭一が見た監視カメラに映っていたのは海猫部隊。

 ・現実世界の出来事に上位存在で仮定すると無理がでてくる。


 祟騙し編

 ・上位存在:フラッシュバックボタンで鉄平または佐都子をL5発症させようとしている?

 ・祟騙し編第5話をまて!!!

 ・分からなくてつらい。


 考察

 ・ふわっとしすぎ!!!

 ・フラッシュバックボタンが存在すると、上位のプレイヤーの存在があり、雛見沢はゲームの中になってしまう。こういう構造で雛見沢世界を軽くしない物語にできるだろうか。

 ・……「うみねこのなく頃に」を例にとると、できるかもしれない。わからん。



全体を通して考察>

 ・長くてふらふら。祭具殿の宝具あたりはわからない。

 ・ラムダループ佐都子が行けそうか。

 ・佐都子が一人でループしているだけだと、物語が行き当たりばったりになってしまう。(なっているのかもしれないが)

 ・佐都子が上位存在に操作されているとすると、操作している者を認識できるのは視聴者だけになってしまい、物語として成り立たなくなると思う。

 ・ラムダという上位存在があると、羽生との対比で世界構造がわかりやすい。

 ・上位存在は、羽生的に物理的な関与はできないと予想。関与できるとしたら、なんでも可能になってしまう。

 ・上位世界と現実世界で目的は異なっていて、それぞれいい感じに物語は進むのだろう。適当万歳!



 そしてまとめ。


A1.佐都子がループしているとしたら、佐都子の目的は何か?

 ・佐都子は未来からループしている。佐都子の目的は未来に帰る、またはこの世界を切り抜けて皆が平和に生き延びること。(結局普通)

 ・ただし、羽生の様な上位存在ラムダにより、佐都子の行動は、梨花の行動を邪魔するように誘導されている。

 ・ラムダの目的を考察できないと、先が読めないが。私の性能ではこれが限界。今後は外堀から埋めていく。


 ・祟騙し編第5話に期待!

 ・驚愕の事実が提示されつつ、謎が深まることを期待。


 あとは祟騙し編5話待ちなのだけど、その前に梨花が裏で滅菌作戦を止めることができたかを考察する予定です。



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