ひぐらしのなく頃に業 全編 ネタバレ考察9 祟殺し編終盤から祟騙し編の沙都子を考察

 どうにも沙都子が読み切れません。

 祟殺し編の終盤を振り返りつつ、祟騙し編の沙都子を考察します。



祟殺し編の終盤>

 ・レナと一緒に返りたくない圭一が仮病で診療所へ行った。流れで鉄平を殺したと言ってしまう。入江「沙都子ちゃんを救ってくれてありがとう」 睡眠薬入り紅茶を飲まされそうになり圭一は逃げ出す。圭一は入江を呪う。 診療所へ「鷹野が見つかった」と電話がかかってくる。 → 入江は雛見沢症候群を知っているので、圭一を捕らえようとした。

 ・殺したはずの鉄平を埋めた場所を掘ると、大石たちに見つかる。いくら掘っても死体は無い。大石を呪う。 → 園崎組が掘り返して移動した。

 ・北条宅に行くと、鉄平がいたかのように二人分の昨日の夕食が。沙都子は熱湯風呂で数を数えている。圭一は見えない鉄平におびえ、斧で暴れて北条宅をめちゃめちゃに。 → 沙都子は鉄平がいると思って料理を用意したりこぼしたり。圭一は疑心暗鬼で狂暴化。

 ・沙都子を診療所へ連れていく。入江が自殺している。大石が行方不明。 → 滅菌作戦の前準備で、山狗が入江に罪を擦り付けて口封じした。 山狗が梨花を襲うために細工しているところを、大石が事情聴取しようとして殺された。

 ・沙都子の服を取りに梨花の家に向かう。

 ・圭一が沙都子に、俺が呪った相手が皆(鷹野、入江、大石)死んでしまったという。圭一は鉄平も殺したがまだ生きているという。沙都子は呪いは偶然で、混乱して鉄平を殺したと思い込んでいるという。 → この状態でも沙都子は圭一を信じている。

 ・沙都子は梨花宅へ。圭一は神社の社に向かうと、梨花が殺されている。圭一は斧でカラスを追い払おうとする。斧が落ちて血まみれになる。それを見た服を着替えた沙都子が叫ぶ。 → 滅菌作戦の準備として鷹野が梨花を目立つように殺した。

 ・血まみれの斧をもって沙都子を追いかける圭一。(これは無理もない) 沙都子「一度は本当のにーにーかもしれないとまで思ったのに……」 → 本音である。

 ・つり橋まで移動。

 ・圭一に斧を捨てさせる。両手を頭の後ろにあて、背中を向けさせる。沙都子は、圭一が何かに乗り移られたと解釈し、圭一を突き落とす。 → 沙都子のトラップは用意周到。沙都子は変なことが起きると何かに乗り移られていると解釈していた。本質的に人を信用している。

 ・沙都子の過去:かくれんぼで沙都子が祭具殿に隠れ、オヤシロ様の腕を壊してしまう。濡れ衣で梨花が梨花父に尻叩きにあう。それから、私の周りの世界がおかしくなった。 → オヤシロ様像を壊してから連続怪死事件が発生? そこまで昔だと小さすぎではないか?

 ・橋から突き落とされた圭一、この世界を呪う。

 ・雛見沢大災害発生。 → 滅菌作戦。生存者は集められてガスで殺された。逃げ出そうとした者たちは行方不明。沙都子も行方不明。

 ・圭一は気が付き、暫くさまよった後、自衛隊に助けられる。 → 川に落ちていたため見つからず、滅菌作戦で消されなかった。

 ☆無駄が無くきれいに終わっている。


もっと短く>

 ・入江は信用できそうだったのに、睡眠薬を飲ませようとしてきた。

 ・大石は、鉄平を埋めたはずの場所に来た。鉄平の死体が無くなっていた。

 ・北条宅で沙都子が熱湯風呂。北条宅に鉄平がいるような形跡。圭一斧で暴れる。

 ・診療所にいくと、入江が自殺。大石も行方不明。

 ・沙都子は梨花宅へ着替えを取りに。圭一が神社に行くと梨花が死んでいる。沙都子逃げ出す。

 ・つり橋。圭一は手を頭の後ろにして背を向けさせられる。沙都子は圭一に何かがとりついていると思い圭一を突き落とす。

 ・川に落ちた圭一だけが生き延びる。


真相に変換>

 ・入江は入江機関代表。圭一をL5発症者として扱う。

 ・大石は、不審な圭一を追跡。死体が出てくると思ったら空。鉄平の死体は園崎家が移動。

 ・沙都子は鉄平がいると思い続け、夕食を作ったりこぼしたり、熱湯風呂に入ったり。圭一は鉄平がいた形跡で暴れる。

 ・診療所では山狗に入江が処分された。大石は山狗に行方不明にされた。

 ・鷹野は、神社で梨花を殺した。

 ・つり橋。沙都子は圭一を突き落としやすく誘導。沙都子は圭一に何かがとりついていると思い圭一を突き落とす。

 ・山狗は、川に落ちた圭一だけ見逃した。他は皆殺し。


 ・祟殺し編を見返すと、無駄がない構成。

 ★祟騙し編も同じように、みんな真相で置き換えられるかな?


祟殺し編を元に祟騙し編の沙都子にあてはめて浮かぶ疑問>

 ・沙都子は、精神的に変調をきたしている鉄平を何かにとりつかれていると思った?

 ・沙都子は、鉄平がいないのにいると思っていた。圭一への電話で鉄平が連れていかれたのも幻想? → 使用済みバットは、鉄平がいないと成り立たないので、いずれ帰ってくることになる。 大石は既に鉄平がいないことに気づいていた?

 ・沙都子はL5発症しても、鉄平を直接撲殺はしそうにない。やるとしてもトラップにかけて殺すのではないか?

 ・沙都子は、オヤシロ像の腕を壊す代わりに頭を壊したかもしれない。それで、剣を手に入れたのは……。梨花父? → 山狗? → 鷹野? それとももともとなかった?


祟殺し編を元に祟騙し編の沙都子にあてはめて考察>

 ・沙都子が鉄平を殴り殺していないとすると、「圭一が鉄平を殴った」しか残らない。 → 鬼騙し編が幻想で祟騙し編が現実となれば、旧作と同じできれいに収まるが。

 ・沙都子は、羽生的存在が現れて何か言ったとしても納得しそう。


 鉄平を殺したのは誰か?

 A.沙都子。

  A1.沙都子はL5発症した場合、何者かに取りつかれた鉄平を倒すためにトラップを使ったとすれば鉄平を殺すことができる。(未知のトラップX)

  A2.沙都子はL5発症した場合、余裕で鉄平を撲殺する。(弱い気もする)

 B.圭一。沙都子はL5発症したとしても、鉄平を恐怖するだけでバットで殴ったりできない。

  B1.圭一対鉄平は現実。


 ☆だめだ、考えがループしてしまう!

 ☆沙都子の情報が増えるまで他の考察にいこう。



どうしても残る沙都子のケロリ問題>

 ★大根を吐いた沙都子、知恵が来たらケロリとしているのはおかしい。

 ★A.発症が本当なら知恵が来てもケロリとしない。

 ★B.発症が偽装なら偽装を続ければ良く、知恵が来てもケロリとする必要が無い。 → 何度考えてもここがおかしい。 知恵が何者かにとりつかれていると思っている? ループ沙都子が他の編で知恵を警戒する情報をつかんだ?(ループ沙都子は4クールはないと無理だな)


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