ひぐらしのなく頃に業 第19話 郷壊し編2 ネタバレ考察

 分解した第19話、郷壊し編2話を考察します。



 ☆妄想寄りの考察

 ★事実寄りの考察



 ・沙都子に夢を語る梨花。

 ・梨花は新しいことを体験したい。隣に沙都子がいて欲しい。

 ・沙都子も梨花と一緒にいたい。


 ・二人とも勉強は嫌い。

 ★梨花は抜け駆けで勉強をしている。さらに勉強に適性がある。これは、今までも勉強していれば生き残るのに活かせたのではないか。



 ・圭一は日直には名前が出ている。ここにも日付があった。20日で水曜日。

 ★昭和59年6月20日か?



 ・授業外で知恵に勉強を教わる。

 ★うれしそうな知恵。これは白。



 ・徐々に習字の右側が見えてくる。このパターンは慣れた!

 ・沙都子は待っている。



 ・梨花はルチーア学園の受験勉強と説明する沙都子。

 ・全寮制、費用は入江が出す。

 ・入江機関は存続するのか? 個人的支援を続けるのか?

 ・身寄りのない沙都子の分は分かるが、相続した財産が有りそうな梨花にも支援が必要なのか?(梨花にも身寄りはないが)

 ★沙都子は自分の財布から出していないので、軽く考えている。全寮制だよ? 授業料もあるし月10万じゃ済まないよ?



 ・はい、習字で一番右の下段はレナでした。

 ・習字は、卒業した魅音が減って追加は無し。圭一の習字は存在しないまま。

 ★意味は分からないけど、視聴者に何かを訴えている。

  A.実は圭一は存在しない。 → クラスメートや黒板では認識はしているので、ここまで直接的な意味ではないか。

  B.観測者の不在。 → 見ている物は偽りの世界。モノローグが梨花のものしかないしね。

 ★Bの方が有利。



 ・梨花は、圭一とレナにも勉強を教わることにする。助力を請うのは梨花の得意分野である。だが、目的がルチーア入学というのは、梨花一人の目標だ。沙都子には付き合いでしかない。

 ★他人事にしている沙都子が転落する物語である。


 ・圭一「今日の部活はエンドレス英単語しりとりだー」

 ・涼宮ハルヒの憂鬱のエンドレスエイトとかかっているね。 → エンドレスエイトの製作は京都アニメーションだった。 → 赤坂のガソリン爆発と一致。 → でも、ちょっと、これは掘り返しにくい。あったとしても、追悼の意味かも知れない。

 ・京アニの件は分かる人と話してないので、私も良くわからない。ひぐらしは疑心暗鬼で殺人が起きる物語ではあるが、「妄想による殺人の否定」という意味合いはあるかもしれない。

 ★この件は、言葉を慎重に選ぶ必要がある。

 ★制作会社は気にしていなかったが、京アニは子供の頃から親しんでいたアニメ制作に携わっていた。

 ★ひぐらしではサクサク人が死んでいるが、現実でそれをやるのはいけない。(心情的にはひぐらしの物語中でも人に死んでもらいたくはない)

 ★殺人を無くすには、人間から死という概念を無くさない限り無理なので、実質は無理である。

 ★まずは、自分の周りからコツコツやるしかない。汝、隣人を愛せ。少なくとも自分自身は殺人者にならなくて済むように。自分からは人を恨むようなことが無いように「必要なことはちゃんとやって、人とコミュニケーションしろよ」という話で締める。



 ・沙都子は乗り気ではない。

 ★梨花は気づいていないが、沙都子もあまり表明していない。どっちもどっち。



 ・深夜2時。下の振り子は飾りか? カチコチ音は秒を刻んでいるのに、秒針の動きがなめらか。日時関係は疑わしい。

 ★時計の構造も勉強する必要あり?



 ・梨花は1階で勉強をしている。今まで見えなかった場所の構図。

 ・今までの寝不足は抜け駆けの勉強だったのか?

 ・梨花「本気になった沙都子は強力なライバルなのですよ」 正気か? ただの軽口か? 1つの席を争っているわけでなく、一緒に受かりたいのではなかったか?

 ★梨花の軽口だとは思うが、沙都子の学力のことはあまり考えていない。お互い勉強は嫌っていたから、実力は手さぐりなところがあったのだろう。



 ・沙都子も勉強することにする。

 ・1階には荷車がある。

 ★完全に付き合いの勉強。



 ・ギャグシーンだと、ロープはどこからともなく降りてくる。

 ★ロープが下りてきて、タライが落ちる。教室の天井だと設置してあるの見えるだろ!

 ★ここは、普通に見ると幻想シーンである。祟騙し編のちゃんとしたタライトラップとは異なる。


 挿入歌!

 ★仲の良い感じを出して持ち上げている。落とすための前準備。津波のための引き潮。



 ・夜食。

 ・もうね、疑い深くなっているとね、これですら「具が左右対称じゃないか!」とかみえるわけですよ。

 ★もはや冗談ではなく、幻想を疑う。



 ・なぜ2回の部屋で勉強しない? 1階は寒くないのか? 豪雪地帯で広い空間を温め続けるのは、燃費がすごいことになりそう。

 ・文字は見えないが、正面にカレンダーがあるね。

 ★時間が飛んでしまうので、ここはしばらくでないな。荷車を使う要素はどこかであったか?



 ・時は巡り……1983? 1987? ……どういうこと?

 ・1983というのは固定デザインだったの?

 ・昭和62年3月1日。合格発表か?

 ★幻想表現。合格発表日の偽装。



 ★1987年なのに、下部分が連動せずに1983のままだ!



 ・声が成長した?



 ・おいおい、なんでまだ台所に踏み台があるんだよ!!!

 ★弁解の余地なし。幻想を見ている。



 ・聖ルチーア学園。

 ・もはや世界に対して疑惑しかない。

 ・掲示板が並んで合格発表か。

 ★OPと見比べると、校舎入り口右手に木が見えたり見えなかったり。今回は見えない。




 ・成長したね。

 ・梨花「お守りを持った?」

 ・沙都子「結果はもう出ているからお守りの効果はない。」 → 神に祈っても無駄ということを示唆。

 ★無慈悲である。でも、無慈悲な対象は沙都子に対してだと思う。


 ・2年半も勉強付けって……。中学の思い出が勉強かぁ。まだ、大学行って有利な就職して、悠々自適を目指すならわかる。だが、まだ入学するだけだろ? 目の前の目標に絞りすぎ! まだ、高校3年+大学4年あるよ! これは危険な状態だ。マラソンを短距離と勘違いしている。

 ★受験戦争は学校に定員があるし、就職も会社にも定員があるからね。でも、入れなかった人にも人生は続くのだ。

 ★もはや物語の考察ではなく、人生の考察になっている。


 ・梨花は合格。

 ・沙都子も合格。沙都子は不安があったので、ぎりぎり合格だろう。

 ★やる気のない沙都子と、学ぶことが楽しい梨花、差は開く一方。



 ・入学式。これが入学した生徒か? 全学生だと少ないか?

 ★特進クラスができるほど、落ちこぼれる人がいるので、クラスは複数あるのだろう。


 ・クラスは同じなのに寮が違う。 → 部屋が違うは分かるが、離れた寮なのは何かある?

 ★梨花は主席だから優遇される?



 ・早いな。

 ★梨花はこの時間から登校して勉強を始めている。



 ・だいぶ経った。

 ・えー! 今が始業!? 梨花は相当早く来て勉強している。

 ・沙都子は授業中に落書き。授業に興味が無い。

 ★沙都子はぎりぎりに登校。寮も登校時間も違うので、登下校の話もできない。

 ★なまじ、同じクラスであるがゆえに余計に距離を感じる。くぅー、演出がうまいね!!!


 ・梨花が号令を任される。これは、梨花が受験首席か?

 ★首席か、古手家当主かなのだが、首席かなぁ。



 ・沙都子の落書き。これは、何か内面の意味があるかも。

 ★見逃さないよ。魚。メガネの先生。犬。羽の生えた熊。鳥の巣に卵。

 ★……この授業でメガネの先生なんていないぞ。誰だこれは?

 ★……ていうか、絵が小学生レベルじゃないか? 比較対象が無いので保留。




 ・号令担当になったので取り巻かれる。号令担当にはそれなりの価値があるのだろう。

 ・梨花はサロンに誘われる。沙都子はサロンに全く興味なし。

 ・梨花は口調を僕から私に改め、サロンに参加。

 ★梨花は予定通り、沙都子は予定外の道を行く。



 ・心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。

 ・心理学者ウイリアム・ジェイムズの言葉だが、この場合、梨花か沙都子を表しているか。

 ★沙都子の心が変わり、運命が変わった。




 ・今のところ、OPと同じに見える。OPでは右手に木があるのは気になる。

 ★建物ならまだしも、自然物は作画も難しいでしょ。解釈はもっと難しい。普通に建物が違っていたりしないかな。(人任せ)



 ・おいおい、この環境、いくらするんだよ!

 ★誰かが気を利かせてふるまっているのか? 割り勘なのか? 生徒なら無料なのか? 優秀な生徒だけ無料なのか? → いずれにしても沙都子は入れない世界。



 ・梨花「そう、私たちは、突き付けられた賽の目を、不変のものだと思い込んでしまう。蹴り飛ばし、抗い、帰ることだってできるのに……それが私の考える運命の定義よ(きりっ)」

 ・梨花は、勉強面では鷹野みたいになったな。梨花にその後の目標は無いのに……。

 ★学力優秀な梨花なら、惨劇は回避できるような気もするが……、得意なのは答えが一つに決まっている勉強だけなのかな?



 ・不穏な沙都子。沙都子は沙都子で、梨花に付き合い過ぎだ。2年半もやりたくもない勉強をして、これから少なくとも3年(7年の可能性は高い)は勉強を続けなければならない。だが、「ハイソサエティ」に憧れる梨花の絶対の意志は覆らない。

 ★もう主人公は沙都子だね。



 ・この位置に細い木があるので、OPと合っているか? ……あれ? OPの方は木が3本くらいある。あれー?

 ★表現の揺らぎと区別がつかない。せめて習字くらい区切りのある概念が欲しい。



 ・沙都子は、明日から放課後補修授業を受けることになった。断れば自主退学。

 ★普通だと思うが、沙都子にとっては衝撃の事実。



 ・沙都子は、入学時から成績が落ちている。

 ・「ギリギリ合格」まで悪かったのではない感じ。しかし、入学してからまともに授業を受けていないので成績は落ちる一方。当たり前である。

 ・沙都子はルチーア学園に入学はしたがどこか他人事。入江が授業料を払っていることに対して実感が無い。これが悟史が働いて払っているのなら、必死に勉強するか、即時辞めるかを考えただろう。

 ★高校一年生には酷なのかもしれないが、高校を選ぶ時点で人生の予定をきめておくものではないだろうか。一生遊ぶなら遊ぶで、入江と結婚するなど決めておくべきではないか?

 ★せめて悟史がいて欲しかった。



 ・梨花が沙都子の勉強を心配するが、取り巻きに囲まれている。これはむごい。



 ・沙都子からは梨花が見えなくなる。



 ・沙都子、余裕を装う。これはEDに出てくる嘘か? 沙都子を護る嘘であるが、同時に沙都子を傷つける嘘でもある。

 ★EDの歌詞は沙都子と梨花か? 「羽入」と「梨花」か? 「梨花と一緒に沙都子を見ていた羽入」と「沙都子」みたいな関係もあるか?



 ・ここは、本当は、沙都子の胸ぐらをつかんで両頬をパンパンパンパンと往復ビンタしてでも素直にさせるところ。沙都子のほっぺはぷっくり。(妄想)

 ・物語としては、沙都子を落とさなくてはいけないので仕方ないところ。

 ★仕方ない。



 ・補修室。追い詰められた生徒が必死に勉強している。

 ・「大学卒業すればうまくいく」という幻想にとらわれた日本の姿。だいぶ崩れてきているきがするけど、今でもまだ同じ感じか。


 ・でも、ルチーア学園はまだ勉強をさせている分良い方の学校だと思う。勉強できないまま卒業させるより、勉強できないなら退学させる方がはるかに良い。学生なんだから勉強するのは当たり前。そして、生徒は自分の学力に応じた学校に行くのが吉。背伸びすると大変なのは、一生ついてくる。


 ・ひぐらしは今までも社会問題に切り込んできたけど、ついに受験が取り上げられた。大学卒業すれば良いという風潮が行き過ぎて、もはや大卒が余る時代になっている。なんなんだろうね。

 ・大卒→サラリーマンの流れができてしまった感がある。サラリーマンを目指す人ばかりで、自分で起業する人が減って就職先も減っていくという悪循環。サラリーマンの椅子取りゲームがどんどん熾烈になっている。大変やね。


 ★受験戦争も大きなテーマだね。大きすぎるんじゃ―!!! 業を見た人の子供たちが受験戦争から一人でも多く救われることを望む。(なむー)



 ・閑話休題。


 ・2年生になっても落ちこぼれていると、特別クラスになって、勉強漬けになってしまう。

 ★沙都子的には未来の絶望。梨花とも距離を感じ、乗り越える気力は無い。



 ・世界がゆがみ、ひぐらしが鳴いている。

 ・右手に植木が無い。

 ★表記の違い、後は何かに閃かないとわからない。



 ・外から梨花を覗く沙都子。

 ・ここには植木がある。表現に揺らぎがある。



 ・ちょっと沙都子をいじめすぎ。

 ★もう少しの辛抱。



 ・さすがに梨花は沙都子を放置しすぎ。でも、まだ補修1日目だと2日だけか?



 ・沙都子「ねぇ梨花、あなた言いましたわよね。私と一緒に学園生活を送りたい。そういいましたわよね。ねぇ梨花、これは……」



 ・くわっ!!!(ひぐらしが鳴く)

 ・沙都子は、梨花と一緒にいたいから勉強したはずなのに、「梨花に付き合って入学した」と現状を梨花のせいにしている。

 ★これは必要以上の疑心暗鬼じゃないのか? 雛見沢症候群が完治したのは世界の偽装か?



 ★業の話は、沙都子がループしていて、理想の世界を作ろうとして自分の世界に閉じこもっている感じ。でも、フラッシュバックを植え付けたりできているので、超常現象あり。梨花はループ能力があるからそれを観測できている状態なのではないかと感じる。

 ★もう! 事件がどうでも良くなる感じじゃないかー!!! 負けないぞ! 発症させる黒幕はいるはずだ!



 また考察しながら来週を待つ。


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