ひぐらしのなく頃に業 ネタバレ考察64 景色の不思議な手洗い場の考察

 場所ごとの情報が揃ったので、気になった部分を考察していきます。





 ・まずは、第一話の手洗い場から。



 ・宝探しで手洗い場付近の圭一。

 ・右に行くと、外のトイレ。

 ・右の階段で2階に行ける。

 ・左は入り口で下駄箱。


 ・手洗い場の下を覗く圭一。分かる。


 ・立ち上がる圭一と外の景色。外の景色に注目。



 ・2話。ゾンビ鬼の後。1話と同じ構図。こちらは少し薄暗い。

 ・……ん? 1話は左の壁や右のサッシにゆがみがある。1話は広角レンズ? なぜ???


 ・顔を洗った圭一。

 ・左に掲示板。廊下全体の構図では無かった。「描かれて無い物」は、全体構図側の書き忘れの可能性もある。先に進める。



 ・圭一の背後から話しかけるレナ。

 ・外の景色が違う。ここにあるのは焼却炉。野菜の菜園はもっと右で、トイレへの渡り廊下の先にある。

 ・また、圭一の背後の扉、レナの背後の掲示板がガラスに映るのはおかしい。

 ・圭一の鏡像を透過して菜園が見えるのは良い。(まぁ、そもそも焼却炉じゃないとおかしいのだが) だが、鏡像の圭一を透過して、圭一背後の扉が見えることはおかしい。レナの背後の掲示板も同じ。


 ・何が起きている?

 A.書き間違い。

 B.圭一とレナは薄い存在で、鏡に映すと透けて見える。(意味は分からない)

 C.圭一とレナがいない世界のガラスを映し、そこに圭一とレナがいる世界を重ねた。(これも相当意味が分からない)


 ・菜園があるのが大きすぎて、圭一とレナの透過が霞んでしまう。とりあえず、先に進もう。



 ・振り返るとレナがいる。掲示板がある。



 ・レナのハンカチで圭一が顔をふく。

 ・ガラスへの映り方は、適正風。

 ・菜園が見えるのはおかしい。



 ・ケンタ君人形を圭一と一緒に取りに行けるのでレナ喜ぶ。


 ・圭一の鏡像が透過して、鏡像の掲示板が見えてしまっている。うーん。喜んでいるレナ相手でもこうなのは、「不穏なレナにより発生した現象」ではないらしい。あまり意味はないかなー。

 ・だが、菜園が見えるのはおかしい。



 ・4話、梨花が疑心暗鬼の圭一を説得。

 ・斜め支柱が上にはみ出た長さが、2話と明らかに違う。




 ・梨花が圭一を説得。

 ・この右側に張り出した場所に手洗い場があったのなら、外の菜園が見えるのは適正かもしれない。だが、廊下を俯瞰した場面と矛盾するので手洗い場はここではない。


 ・8話。梨花が行方不明なので皆で探しているところ。

 ・焼却炉の屋根に注目。1話で外に見えた屋根と同じ。



 ・菜園がちらりと見える。右側にトイレと焼却炉。菜園の端は窓枠よりもトイレ側か。



 ・焼却炉。なぜか先ほどの焼却炉と屋根が違う。

 ・とりあえず、焼却炉の絵コンテが2種類あることがうかがわれる。

 ・私としては、2つの世界でそれぞれ梨花を探している場面を、切り替えて一つの世界として表現していると睨んでいる。この違いは差異としても良いのではないか。

 (綿騙し編は、魅音と詩音の入れ替わりを見抜く方が重要なのであるが、人物比較は資料が揃っていないので後で)



 ・魅音に梯子がたがたされた圭一が、屋根にしがみついたところ。

 ・菜園が見える。




 ・知恵先生が声をかけると、魅音は平然としている。

 ・菜園の支柱が違う。一応、世界の切り替わりを疑える要素。


 ・まず、この場面は、一見こう見える。

 ・「圭一にトイレを捜索させないために、魅音か詩音がトイレの屋根を探させた」

 ・「魅音か詩音が疑心暗鬼で発症し梯子をがたがたした」

 ・「知恵先生が来たので、魅音か詩音は我を取り戻し、平然と受け答えした」

 ・綿騙し編最後の圭一がしている妄想はこんな感じだろう。


 ・仮定。圭一はそのままで、周りの世界が切り替わったとする。

 ・正常な魅音の世界に来たので、魅音が平然としているのはわかる。だが、梯子が立てかけてあるのはおかしい。魅音か詩音が嘘をつかなければ、圭一が梯子にのぼる必要が無い。圭一が梯子とともに世界を渡ったとすると、急に梯子が出現したことに魅音か詩音が驚くことになり、矛盾する。

 ・となると、この場面では世界の切り替わりは無く、梨花は魅音か詩音にトイレで殺されていて、魅音か詩音が嘘をついて圭一を梯子に登らせた方が話がすっきり通る。


 ※一応、「トイレの屋根を伝って本当に梨花が校舎に移動してした世界」と切り替わったことも考えられるのだが、梨花がトイレに隠れる理由やその後便槽で死ぬ理由に何ら手掛かりがないので、この線は薄い。


 ・この場合で問題になるのは、「魅音がL5発症するのか?」である。

 ・今までの梨花の観測でも、郷壊し編の沙都子の観測でも魅音は発症していない。となると、「この場面で梯子をがたがたしたのは詩音」という答えが導ける。

 ・詩音がやったのなら仕方ない。(ひどい言い草!)


 1.梨花は詩音に注射器突撃をした。(目明し編以降の梨花ならやる)

 2.梨花は詩音に返り討ちにあい死亡、便槽に入れられる。

  または、梨花は詩音を倒せずに注射され、便槽に飛び込み自殺。(かなりきつい)

 3.もしかしたら、詩音は注射されているかもしれない。L5が収まるかも? でも、梯子がたがたしてるな……。


 ・次の問題がある。

 ・はたして、詩音はこの日、学校に登校できたのか?

 ・圭一をセーフハウスに閉じ込めたのは魅音で、園崎亭で沙都子と一緒に死亡。詩音は井戸の底で死んでいた。どこに偽装があるのだろうか?


 ・まず業は、詩音と魅音の背中に刺青が無い世界。警察の捜査でも、服装が違えば入れ替わりを見抜けないのではないか。

 ・発症は詩音のみとすると、井戸に落とされたのは詩音の恰好をした魅音。圭一をセーフハウスに閉じ込めたのが詩音。沙都子と対決したのも詩音。これは、沙都子と一緒に倒れていた「魅音とされる人物」の首の掻き毟り後があるのと一致する。


 ・他に矛盾点はあるか?

 ・セーフハウスで、圭一の「エンジェルモート外でのやり取り」に魅音が受け答えしていた。あれも詩音だったという可能性は残っていた気がする……。このまま詩音で通ってしまうか? 二人の入れ替わりは今回の注目点と違うので、別途後でやる。


 ・詩音と思われる者は、最後に首を掻き毟っていたので、梨花は注射を成功していない。(そもそも、業では「梨花が発症者に注射する」と言う提示はされていないが)



手洗い場に関して、いまのところの結論>

 ・別に外の世界は切り替わっていない。手洗い場の外に菜園が見えたのは描写ミスが濃厚。焼却炉なら問題なし。

 ・菜園の描写には揺らぎがある。世界の切り替わりの根拠にはできる、切り替わる必要性が無いので、今の所切り替わりは無し。

 ・綿騙し編の悪さは、やっぱり詩音がやった。


 ・ガラスの鏡像の透過は怪しいが、作画ミスと区別はつかない。ガラスなどの鏡像は別テーマで考察することとする。


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