ひぐらしのなく頃に業 ネタバレ考察66 エウアは一人か? その1

 今回は、「エウアは一人か?」の考察をします。




 ・錫杖を右手に持ったり、左手に持ったり、空中に浮かせたり、公式の紹介ページでは錫杖で無くなっていたりと、どうにも怪しいエウアを考察します。


 ・アニメのエウアの見た目から判別するのは難しいのですが、セリフや沙都子の様子、かけらや舞台の違いにより分けられるかを見ていきます。

 ・もし、エウアが複数になったとしたら、一緒にいる沙都子も分けられる可能性がでてきて、沙都子の怪しげな行動も「実は梨花のためにやっていたんだ」となるかも知れません。



 ・ではスタート。

 ※だいぶ迷走しますのでご注意を。



 ・まずはエウアの登場前から。


 ・20話。沙都子が一人で散歩。雛見沢を見下ろす。

 ・田んぼの水がやけに反射しているが、おおむね普通の景色。


 ・少し戻った20話。魅音の車に乗って梨花と沙都子が雛見沢に来た時。異様な光景。

 ・川の流れがおかしく、村中が森になっている。これだけ木があると、道路が無いので人が住める状況ではない。ダム工事が実行されて廃村になり、川の流れも変わってしまったかの様。

 ・この時点で二つの世界が繋がらない。どこかに偽装がある。



 ・18話。梨花がお魎を訪ねる前。

 ・20話の夕方と同じ。




 ・18話序盤。

 ・地形は同じ。水面の反射は鏡の様。おや? 一つ手前の画像は水面の反射が感じられない。すりガラスの様だ。川がキラキラしているので暗いからということでもない様だ。

 ・水面の反射が変わる検証は別途。


 ・水面を除き、多少の描写のブレは許容する。なので、今回の異常点は「川の流れが変わり、廃村になっている雛見沢」とする。

 (なかなかエウアまでたどり着かない)


 A.5年後の雛見沢は、廃村である。

  反証:車の中の沙都子は廃村とは思っておらず、散歩もしている。

  反証:沙都子が散歩したときも、村人がいる。村の中に畑もあり、森になっていない。

  反証:古出神社もある。


 B.5年後の雛見沢は、今までと変わらない。

  反証:車から見た景色は何か?


 ・Bの方が強いので、雛見沢村は変わっていない感じだが、廃村描写はどういうことなのか。


 ・3人が車で雛見沢に向かっているとき。

 ・沙都子はこの景色をガラス越しで見ている。しかし「実は廃村でした」は難しい。登場人物は廃村とは認識してい……あれ? 村がそのまま残っていると認識しているのは沙都子だけか? 興宮で詩音と合流するということで、興宮は存続しているが、雛見沢村は分校も無くなり、存在が希薄になり廃村が匂わされている。

 ・そして、気になるのは、ここに川を流すにあたって、古手神社を山ごと壊しているかもしれない。これは神様もいなくなる。

 ・でも、学校も古手神社と同じ方向。だいたい学校の目の前に川が流れてしまうな。検証しよう。


 ・古手神社は山の頂上にある。……画像右上にも続いている? 後ろの別の山? いきなり難航。

 ・神社を跨いで見下ろす道路は見えない。山をまるごと崩さないと、沙都子が車から見た景色は見えないか?

 ・む! いつも雛見沢を見下ろす見下ろし台がない。これでは階段の先に雛見沢があることは分かっても、いつも見下ろしている場所がどの方向か分からない。

 ・見下ろしていた場所は画面の外で、それよりも高い場所に道路が走っているだけかもしれない。


 ・はたして、古手神社の山は切り崩されているのか。


 ・学校の周りはこれ。圭一の地図によると、古手神社は学校から東方面。古手神社は画面右下に伸びる道の先か? 

 ・教室から見たとき、黒板を正面として左後ろに注目してみよう。

 ・学校は木に囲まれているので、見通しは悪い。


 ・結論! 特に異常はなかった。

 ・アニメで「無いこと」を確認することは難しい。せめて、「切り崩された山」などが描かれていない限り「山が消えた」などということを見つけるのは無理! 山の稜線や生えている木の区別なんてつかないよ!w (そうはいっても、村の建物や道はだんだん区別が付くようになってきた)



 ・ただし、車の外の景色自体は、1シーンの数カットだけであるが、別な世界の雛見沢があることの描写の可能性はあり。


 A.5年後に雛見沢存続。視聴者も認識している世界。分校は解体されるかもしれない。

 B.5年後に雛見沢廃村。


 1.A世界:ルチーアで車に乗り、車で移動。

  車がジャンプしたのは世界が切り替わったことを示す描写。 → 「鏡の国のアリス」で列車が飛ぶ描写があるらしい。

 2.窓の外はB世界:車のガラス越しの景色は沙都子に偽装されていて、沙都子には昔のままに見えていると予想。

 3.?世界:学校。廃校状態。教室前方の本棚の本と部活のゲームだけは残っている。

 4.A世界:村。人がいる。農業もしている。分校は取り壊し、それにしては分校の看板は新しかった。水車の脇が十字路でない。作画問題か世界が違うのか。

 5.A世界:北条宅。5年後らしく古びている。

 6.A世界:神社。しめ縄の紙も新しく、使われている様子。

 7.A世界:梨花宅。村人がいる。崩壊している。村人たちが、梨花が住んでいた所の雪かきをしないことはありうるか? → 寮に住んでいるので、いない間の荷物は別な場所に預けているなら可能性はある。すごい大雪の場合もありうる。 → あれ? 沙都子の荷物は全部北条家?

 8.A世界:沙都子が神社から雛見沢を見下ろす。生活感はある。

 9.A世界:集会所。のれんがあり使用感あり。

 10.A世界:古手神社。のれんがあり使用感あり。

 11.A世界:祭具殿。扉が開いている。謎の音が聞こえる。

 12.A世界?:祭具殿中。扉が閉まっている。作画問題か?

  オヤシロ様像の形が違う。床板の幅が違う。電灯の位置が違う。 → 作画?

  お供え物が無い。部屋の荷物が無い。 → 祭具殿が使われていない様子。


 ・ほとんどA世界だ……。B世界は車の窓の外の景色だけだ。それ以外の描写は川の流れも村の様子も普段と変わりない。基本的な世界は今まで通り。

 ・B世界で山が切り崩されて神社が壊されたのは考え過ぎだとしても、B世界では村がダムに沈み、神社が引っ越ししてしまったのかもしれない。しかし、描写が無いので分からない。


 ・次におかしいのは、11で祭具殿の扉が開いていたのと、12で中の荷物が空なこと。それなのにオヤシロ様像だけが残されている。

 ・祭具殿の中からは、B世界かも知れない。そういえば、ひぐらし煌で梨花がどこかの社で時間跳躍していたね。

 ・村はダムに沈むことになり、古手神社は引っ越し。5年であれほど木は伸びない気もするが、村に人はいなくなった。外の景色は5年後じゃないかもしれないな。

 ・オヤシロ様像は置き去り。……にするものなのか? 村人が全滅してしまった? 梨花がいないので適当に扱われた? 既に梨花死亡? → 要するにオヤシロ様信仰が廃れた感じの表現かな。


 ・そして、そんな別世界風の祭具殿の中のオヤシロ様像に触れた沙都子。


 ・やっと角まで来た!


 ・オヤシロ様像から角が出てきた。


 ・角に触る沙都子。角が違う感じがするが、脇に置いて先に進める。


 ・角が白くなり、かけら世界に跳ばされる。


 ・かけら世界!




 ・やっとエウアさん登場!(最初垂れたひもが赤ではなく白いのはここだけなので、作画ミスと思われる)


 ・持ち手による見た目の違いを確認。 → 錫杖や服装をチェックしたが、有意差を認められず。

 ・まつ毛を確認。 → だいたい2本。たまに1本4本などあったが、有意差を認められず。

 ・目を確認。 → 横のひし形の白い反射が一個だったり二個だったり。法則は見つけられず。


 ・見た目で分かり易い違いは錫杖の持ち手くらいかな。錫杖が浮いていて持ち手不明が問題。

 ・前にもやったが、エウアのセリフとの連動をチェックしてみる。はたして2人に分かれるだろうか。





 20話ラスト。

 左手「久しぶりであるな人の子よ。」 → 以前から存在。周りにかけら沢山。舞台は広い。



 21話。

 左手「久しぶりであるな人の子よ。赤き海の星以来となるか。」 → 以前から存在。かけら沢山舞台は広い。

 ・沙都子は「フィーア」であり「みつよ」であり「LD3105号」。

 ・死で繰り返すことができる。猫の力とは違い、記憶の欠損はおこらない。

 ・沙都子は強制的にかけら世界に移動。特に何も選んでいない。目覚めると昭和58年6月10日。

 ・目覚めた世界はやけにガラスの反射率が高い。反射しなかったりもする。

 ・羽入在りで鷹野に勝った。 → 初期沙都子の世界では羽入が顕現している。

 ・沙都子は、梨花がルチーアに行かないようにしたいが、一緒に入学してしまう。最後にシャンデリアで心中。

 ・ここの流れは不自然ではない。


 ・不自然なところがあるとすれば、最初の受験の合格発表時と、ルチーア学園でのすれ違いか。

 ・あの演出の仕方だと、沙都子は不合格である。どうにかして合格したことにされていると思われる。

 ・そして、トラップで怪我。おかしい。本来、トラップは演出表現である。レナのパンチや圭一の「口先の魔術師」の様に、場面が切り替われば、何事もなく怪我やトラウマなどは残らない安全なのもである。

 ・「子供時代のお気楽気分は終わった」という表現ともとれるが、怪しい。

 ・雛見沢分校で再会で再開してから、トラップ発動が指パッチンに変わっている。受験勉強のとき、圭一に発動したのはロープである。「ロープと指パッチンは何かが違う」という提示と捉える。

 ・独房生活は演出としては行き過ぎであるが、沙都子の精神にダメージを与えることとしては効果的。

 ・特別クラスや、独房は、20話ラストで沙都子が孤独になり、かけら世界に入るための強烈な誘導と捉える。単純に作者によるものか、はたまた上位にいる誰かのものか?


 ・エウアの話だったので戻す。


 ・21話。周りにかけら無しで、沙都子だけ。錫杖は持っておらず。

 ・沙都子は苦しんでいない。服装はルチーア、破けては無い。服装が奇麗なのは梨花と同じ。

 ・場面は本屋。梨花を説得できなかった沙都子はトラックに飛び込む。


 ・21話の2回目。

 ・一つのかけらが出現。沙都子描写されず。シャンデリア心中のかけらが無いぞ?

 ・錫杖は左手側に抱えている。

 ・沙都子が飛んだ日付は昭和59年6月16日(土)。梨花を雛見沢に留まるように説得できず、沙都子は包丁で自殺。

 ・包丁が異様に光っている。これは一応朝日だろうか?

 ・沙都子に死なれた梨花は、後追い自殺するのか? 生き続けてルチーアに進学するのか? どちらにしても、繰り返すもので無い圭一達からすると、突然沙都子が死んだ人生を歩み続けることになる。

 ・そうか、ひぐらしは基本的に、繰り返すほどに不幸な世界のかけらがどんどん増えるのか。せっかく梨花が鳥籠を抜け出した世界だったのに、沙都子が自殺を繰り返す世界で取り囲まれてしまった。


 ・シャンデリアは5年、トラックは本屋のみ、包丁は早朝のみ。

 ・シャンデリアは思いつめるのもわかるが、2回目以降はループ期間も短く気軽に自殺している様に簡略化されて描写されている。



 ・指パッチン。エウアだろうか?

 ・それとも、沙都子を壊そうとする者か?

 ・一応、指パッチンとエウアのシーンは切れている。包丁沙都子とも切れている。となると、かけら世界の沙都子?

 ・包丁沙都子は赤目にもなっていないので、かけら世界の沙都子が操作されている感じではない。となると、このかけら世界の沙都子は、20話からの記憶を引き継いでいて自分の意思で自殺している。

 ・この沙都子は、20話で部活→祭具殿→かけら世界→昭和58年→ルチーアシャンデリア→連続自殺と移動。

 ・5年分ループしただけで自殺への躊躇が無くなったのか。まぁ、一度ループしたことで現実感が無くなり、連続自殺をするのはありえなくはない。

 ・20話以前のルチーアと独房で壊れていたのかも知れない。


 ・うーん……そうか! おかしな点があった。

 ・もし、普通、繰り返す者がループするときに自殺の苦しみを引き継ぐとしたら、苦しみの少ない自殺方法をとる。(普通ってなんやねん)

 ・しかし、この沙都子は、あえて梨花に見せつけるために過剰演出の自殺を行っている。


 ・なぜか?

 ・梨花を心変わりさせるために、あえて苦しい死に方をしている。 → わかる。

 ・しかし、苦しみに耐えられるのか?


 A.この沙都子は死亡時の苦しみが無い。

  ・だから、気軽に無残な死に方ができる。

 B.この沙都子は鋼鉄の意思で死亡時の苦しみを我慢している。

  ・反論:沙都子が我慢強い描写は無い。(でも、旧作の目明し編では悟史を想って我慢していたな……)


 ・Bの反論は旧作を含めれば相殺されうるが、Aの方が有利か。

 ・14話の梨花の苦しみと、エウアの元の沙都子の描写は雲泥の差である。



 ・かけらを見ていてエウアの前に、新たなかけらが出現する。

 ・これは、スタート時にかけらが出現するということ?

 ・かけらには校舎が見える。梨花に受験勉強を辞めさせようと、赤本を破る沙都子。梨花は勉強を続けようとするので、沙都子は鉛筆で自殺。

 ・梨花は沙都子が自殺する記憶を保持しない。おそらく、かけら世界の初期設定は、梨花は祭囃し編の後の状態で配置されている。よって、かけら世界の梨花は、目の前で沙都子が自殺した記憶を引き継がない。だから、沙都子は「理想の世界を目指す梨花」を説得できない。



 ・指パッチン。今度は右手。

 ・だれなんだ?


 ・寝そべって指を組んでいるエウア。連続シーンとして指パッチンはしにくい。

 ・ん? かけらが5個浮いていて、2個出現した。

 ・教室のシーンを見ているうちにかけらが増え、見終わったときに2個のかけら世界がスタート?

 ・特に意味がない適当作画なのか、何らかの法則があるかはまだ分からない。



 ・水車小屋の取っ組み合いの後、二人で用水路へドボン。

 ・貴重な2個目の心中。


 ・この用水路の幅は1mも無く、横向きに飛び込むのは難しい気がする。まぁ、業ではサイズ感がおかしいところはたまにあるので、大目に見ることにする。

 ・とにかく、沙都子は梨花を説得できない。



 ・左手指パッチン。

 ・む! 鳥居はこんな近くに無かったね。


 ・エウアが楽しんでいる。杖は持っていない。

 ・溺死した様子もなく、静かに目覚める沙都子。


 ・最初と比べると、神社が真横まで降りてきている。かけらの数は少ない。

 ・ん? このかけら世界は、最初にエウアに会ったときのかけら世界ではなく、その後沙都子が吸い込まれたかけらの中の世界? かけらの中だから、一旦かけらが無くなった?


 右エウア「猫が雛見沢に囚われてきた時間はおよそ百年」

 沙都子「猫とは梨花の事でございましょう」

 ・「猫」が指すものが羽入から梨花に変わった。それとも、梨花自体が記憶継承能力を持っていた?


 右エウア「猫も繰り返す者として繰り返してきた」

 ・昭和58年、沙都子は山狗を認識。



 ・昭和58年を抜け出すためにおよそ百年を繰り返した。

 ・梨花のかけらが出現する。


 ・これは数十個あるだろうか。


 ・「見てみるか」とかけらを出現させているので、全部出した訳ではない様だ。

 ・沙都子が欠片に吸い込まれる。

 ・沙都子が圭一の部屋に飛ばされて、圭一がレナをポカポカ。魅音はポカポカ済み。

 ・これは、好きな場所が観測できている。



 ・もどると椅子に座っている沙都子。

 ・そういえば、舞台広くなったな。沙都子が最初エウアと会った世界とはだいぶ違う。最初の世界には、元からかけらがたくさんあり、沙都子がかけらに吸い込まれてかけらが一旦消えた。そして、沙都子がループするごとにかけらが徐々に増え、今では梨花のかけらが展開されている。



 ・エウアが一旦かけらを引き上げる。かけらは出したり収めたりできるのか。そうなると、かけらの数自体が時間経過を表すとは限らない。

 ・杖は持たず椅子に寝そべる。沙都子の一人用の椅子は、前にエウアが座っていたものだろうか。沙都子も「かけらを観測する者」として座らせた?

 ・杖は持っていない。

 ・梨花が繰り返した時間はおよそ百年。最少ループが一週間としても年約50回。100年でも5000回しかループできない。実際は最初の頃数年ループしていたので、梨花のループは100回くらいではないだろうか。

 ・猿にタイプライターを打たせてハムレットを書かせても、定命の者では完成を見届けられない。サイコロ100個を振って全部6を出すのでさえも人間には無理。

 ・つまり、あり得ないほどの奇跡を起こすには何らかのイカサマが必要。もう少しマイルドに言うと、着実なこと一つ一つの積み重ねにより、遥か彼方にある奇跡が現実に降りてくる。


 ・ひぐらしの考察でも何もせずに解答が示される銀の弾丸は無い。卒で提示される者は表向きであり、真の解答は隠されていると思っている。自分の頭で考えていないと、たとえ銀の弾丸が提示されても気づけない。すくなくとも銀の弾丸があったら、それと気づけるくらいまでは考察しておかないとね。

 ・ここでいう真の解答とは、「たった一つの正解」という意味ではなく、「作者なりの一つの解答」という程度の意味。作者もより良い解答は歓迎していると思われる。ただし、私の今回の考察スタイルは、なるべく作者が提示したものを元にするので、「作者なりの一つの解答」を目指す。


 ・沙都子は、梨花のかけら全てを見ると言う。100年かかる。見終わったら沙都子の精神はギリギリになる。



 ・右エウア「やはりそなたは面白い」 かけらが出現し、沙都子を取り巻く。


 ・沢山のかけら。沙都子がかけらの一つに触れる。


 ・バットを持った圭一が、鉈を持ったレナに追いかけられる。レナの口調が感情が無く平坦。三人称視点だと圭一の幻覚は無いはずなので、このときはレナの様子もおかしいことになる。完全に圭一を追い込んでいる。

 ・電話ボックスの圭一、喉を掻き毟りながら大石に電話。

 ・はたして羽入も同じ視点だったのだろうか? でも、そうだとすると今のエウアの立ち位置に誰かいたことになる。フレデリカ? 羽入の前にフレデリカが先に存在していたのか? でも、フレデリカは業で提示無しだからなぁ。


 ・入江診療所で圭一。雛見沢大災害と見せかけて週末作戦後。魅音、レナ、お魎、村長死亡。梨花と沙都子は見当たらず。梨花は儀式されたか。相変わらず、羽入はおらず。

 ・富竹が鷹野に捉えられる。おそらくこの後発症させられる。

 ・鷹野が殺され、梨花と入江が話している。鷹野が殺された? ああ、当日は行方不明でも、すぐに身代わりの焼死体が発見されたか。小此木は知らんぷり。


 ・羽入が梨花に「梨花を殺すのは鷹野」と説明している。梨花は訝しむ。 → ここか! この会話を阻止すると、梨花は鷹野が黒幕と知ることが無い。6月11日(土)。

 ・いやでも、見えない羽入との会話を阻止できるかな。

 ・ん-……。鬼狩柳桜で羽入を切って消滅させた? 罰当たりも大概ではあるが、これなら業の世界に羽入が一切登場しなくなったこととは繋がる。残り香の2話はともかく14話に出られたのは矛盾点。

 ・そうか。梨花の記憶はエウアの力で完全に残るようになったから、14話の羽入は梨花を騙す偽物か? 14話からは丸ごと「猫騙し編」だからなぁ。

 ・2話の羽入は、本来消滅してしまった羽入の代わりに誰かが助力してくれたのだろうか。


 ・でも、鬼狩柳桜の概念を出したのは14話の羽入か。例えば14話の羽入とのやり取りが、沙都子による偽装だとして、それだと鬼狩柳桜も嘘であり羽入が殺せない。

 ・例えば、梨花が覚えていないだけで、鬼狩柳桜は昔からオヤシロ像の中にあって、羽入に説明されていた。それを沙都子がかけら覗きの過程で知ったとすれば、沙都子が一方的に情報を操作できる。でも、梨花に鬼狩柳桜の存在を教える必要は無い。ということは、「鬼狩柳桜の欠片で沙都子を攻撃させたい」という沙都子とは別勢力の仕業?

 ・鬼狩柳桜で羽入を消滅させることができるとしたら、わざわざ梨花に沙都子を切らせるのは矛盾する。手間をかけずに、自分で沙都子を切れば良い。となると、羽入を消滅させたのは、犯人の手によるものではなく、「梨花が羽入に鬼狩柳桜を使った」や「羽入が顕現して力を使い果たした」なのだろうか。

 ・まてまて、時間軸がおかしい。羽入が顕現したのは鷹野と戦うとき。いわば祭囃し編であり、郷壊し編の沙都子の標準世界。沙都子からすると過去の出来事。


 ・整理しよう。


 沙都子

 ・郷壊し編では、羽入と部活メンバーで鷹野を倒した世界。何度やっても変わらない。

 ・後に、ループする梨花を追いかけ、複数回のループ記憶をもって梨花の強固な考えを変えさせようとする。


 梨花

 ・梨花の性格は、聖人の様で、梨花の願いと沙都子の願いを両立しようとする。 → なのにルチーアで二人はすれ違った。その点が少しおかしい。

 ・郷壊し編では、ほぼ祭囃し編と同じ結果に至る。

 ・なぜかリセットされ、昭和58年に。祭囃し編の記憶をもって、鬼騙し編、綿騙し編、祟騙し編をめぐり、猫騙し編に至る。

 ・猫騙し編の梨花は、鷹野が黒幕と知っているのに、他の騙し編の梨花は鷹野に対処してておらず、「皆殺し編までの記憶しかなく、羽入に事情を聴いていない」ことを匂わせている。


 羽入

 ・梨花の過去のかけら、郷壊し編の沙都子の過去、2話と14話のかけら世界に登場。

 ・業の各編では梨花のそばにいない。これでは祭囃し編の解決は不可能。なのに、週末作戦が起こらない。

 ・羽入がいないことも週末作戦が起きないのも沙都子の働きなのか?


 ・羽入が消えたことが怪しい。

 ・祭囃し編を越えた梨花主観だと、もうループしておらず、分岐して新たに初期配置されたループ梨花なのかもしれない。ややこしいな。この件は羽入や梨花のテーマの時に考察する。


 ・はっ! エウアの考察だった! つづける。



 ・入江機関の地下への扉を進む沙都子。肉体がある。悟史が寝ている。

 ・空のベッドを背に沙都子「さよならにーにー」。赤目沙都子になる。ああ、ここも赤目か。

 ・「赤目の間だけ制御している」と言うよりは、「赤目の時に精神を移動している」感じがする。綿騙し編の梨花の時は、赤目の間ずっと変で、すぐに戻った様な……。赤目は後でまとめる。



 ・戻ってきた沙都子。一応、赤目になってここへ飛んできた感じはする。

 ・多数のかけらを操っている感じ。



 右エウア「心は永遠ではない」

 沙都子「梨花の記憶も引き継ぐようにできるかしら」

 右エウア「猫に力を与えた角は欠損していたが我が角は完全だ」


 ・えーっと、つまり、これまでは梨花の記憶は引き継がれない。梨花はループ者ではあったが、沙都子視点からするとループ先について行けないので、一般人と変わらなかったということか。



 右エウア「猫の後にそなたが死ねば、2人そろって同じかけらに行くことができる」


 ・しかし、百年の世界を見てしまった沙都子の精神は持たない。


 ?エウア「梨花は死亡時から遡って数時間分の記憶が消える。」


 ・あれ? 左手持ちになってる! まぁ、一旦置いておこう。

 ・会話上は、沙都子が梨花のループに付いていけるようになった。梨花は記憶の引継ぎが不完全。

 ・この沙都子が、鬼騙し編、綿騙し編、祟騙し編と続く感じか。


 ・沙都子は梨花のここを砕いて屈服させようとする。意地悪になっている。悟史が放置されていたことに対する意趣返しだろうか。


 沙都子「負けませんわよ梨花。あなたのことがずっと大好きだから」

 ・沙都子はおかしくはなっているけど、最終目的は梨花と一緒に暮らすことなので、梨花への好感度が下がっているわけではないのか。

 ・梨花の百年を過ごし、精神が疲れた後の沙都子なので、それほど違和感はない。


 ・今の所、エウアが切り替わった可能性があるのは、最初に沙都子がかけらに取り込まれたところだけかな。


 ・その2へつづく!


コメント