ひぐらしのなく頃に業 ネタバレ考察70 梨花は一人か? その3

 続きです。


綿騙し編終了時点>

 ・今の所3人。

 ・1話の梨花。過去に部活で宝探しの経験あり。特に羽入とコンタクトはしていない。

 ・2話のカケラ世界からの梨花。1話の梨花に上書きと仮定。5年後から来た。普段羽入がいないことを納得している。カケラ世界を認識。 圭一をケア。圭一から魅音へ人形を渡させる。鷹野に対処していない。

 ・7話の赤目梨花。一時的に梨花の体で発言したと思われる。中身は不明。物事を投げ出すのが早い。



 始まりー。


 ・9話。6月9日(木)。弁当を見せあう。



 ・ブロッコリーとカリフラワーの区別がつかない沙都子。普通に知らないか、梨花に怪しまれないための偽装。今回はループしてついてきている方の筋で考えるので、偽装。

 ・ここはやけにまつ毛が多いのが目立つ。沙都子の見た目は後でやる。



 ・圭一が一人で料理をしボヤ騒ぎ。沙都子が消火。

 ・換気扇を突き抜けて外まで火柱が出る状態で、消火器で消せるのはギャグシーンだからというのは分かる。

 ・だが、どうやって入ったのか。 → ギャグシーンだから? 沙都子のピッキング? 圭一が鍵を締め忘れた? 沙都子が忍び込んで鍵を開ける方法がある? まさか沙都子、合い鍵作ってないよな?

 ・消火器の位置が分かったのもギャグシーンだからだろうか。

 ・何回この思考をループしているか分からない。ギャグシーンは手ごわい。


 ・この流れは、祟殺し編で梨花は経験済み。沙都子は、カケラで見た。

 ・カケラで見たって、どういう状態なのだろう? 沙都子は、沙都子がいない圭一の部屋も覗けていた。羽入的な状態なのかな。となると、カケラ世界の沙都子は、羽入の立ち位置? どこかに透明なカケラ沙都子が別にいて、この世界の沙都子にアドバイスする状態? 割としっくりきて、猫騙し編の「祭具でさくさく沙都子」の言ったオヤシロ様も、「カケラ沙都子」がオヤシロ様のフリをして、沙都子自身にH173を打たせたならつじつまが合う。いやでも、証拠がなさすぎ。次に進む。



 ・梨花が悟史の話をし、圭一は沙都子の頭をなでる。


 ・帰り際、梨花は圭一をほめる。

 ・この梨花は、祟殺し編を知っていたとしたら、今の流れはまずい気がする。それなのにただ圭一を褒めている。この辺りには選択肢があるとは認識していないのか。

 ・梨花は、皆殺し編を記憶しているから安心している? その割には、鉄平が帰ってきてから絶望しているな。このあたりの矛盾点を注視していこう。



 ・圭一が雛見沢ファイターズに野球の助っ人。ゴルフクラブ持参。この件は、圭一にとって叙述トリック。鬼隠し編では入江を「監督」と呼ぶことがトリックだった。



 ・そういえば、本来頭をなでるのは梨花の専売特許だったか。左手。特に不自然さはない。

 ・沙都子が頭をなでられるのを嫌がるのは、鉄平に触られた記憶だろうか?

 ・そして、何事もなく、沙都子がホームラン。これは、コースを知っているループ沙都子の実力ということだろうか。


 ・既に詩音がねーねー。目明し編を越えている。

 ・沙都子は買い物と称して、片付けをせずに先に帰る。おそらく自転車。

 ・梨花は特に何もなく普通。


 ・夕方の北条宅。鉄平はバイク。沙都子は徒歩な感じ。自転車はどうしたのか?




 ・10話。6月13日(月)。遅れて登校する梨花。落ち込んでいる。

 ・この梨花は皆殺し編の圭一の活躍を知らない。だから、この世界は祟殺し編か、それに類する世界になると絶望している。



 ・鬼騙し編とは逆に圭一が梨花の悩みを聞く。


 ・沙都子が遅れて登校。

 ・ループ沙都子としては、梨花に「鉄平を怖がっている沙都子」とみられる必要があるのは分かる。だが、それにより何を狙うのか?


 ・おそらくこの魅音は詩音。「朝の号令が遅れる」「沙都子の様子が暗いのにパーっと部活で盛り上げようとする」「部活の会則をよく覚えていない」。


 ・レナは、「部活の無理強いは良くない」「知恵先生に任せた方が良い」と言って止める。別に「家で何かしている沙都子」に協力しているわけではないよね? 考えすぎか。

 ・沙都子が何か時間のかかることをしていそうな情報の提示はあっただろうか?


 ・鉄平と知恵のやり取り。「きれいな鉄平が沙都子をかばっている」としたら、そう見えなくもない。



 ・知恵は沙都子に会えず。うなだれる梨花。

 ・この日の魅音は、おそらく詩音なのだが、登下校シーンが無いのでカバンの持ち方で裏付けが取れない。



 ・6月15日(水)。沙都子は普通に登校。

 ・弁当。沙都子の弁当には梨花が焦がしたハンバーグ。



 ・レナの弁当の大根。90度。



 ・角度が減った。45度から60度くらいか。


 ・半円にも見えるし、手前がとがった45度位にも見える。



 ・だいぶ鋭角。30度くらいか。

 ・大根を世界の切れ目の証拠とするのは止めておこう。他の場面で大根が主役なところも無いしね。脇に置いておく。


 ・梨花の表情チェック。



 ・焦がしたハンバーグ入り弁当を楽しそうに渡す。



 ・頭をなでられるのを拒否し、走り出す沙都子をぼーっと見る沙都子。



 ・恐慌状態の沙都子を、無表情で見る梨花で10話終了。

 ・ああ、「祟騙し編になったか」の梨花とも解釈はできる。



 ・11話。「なんてことだ」と言う感じの梨花。10話と11話の間に何があった?


 ・圭一をどかして間に入るレナ。

 レナ「何もできなかった私たちを許して」


 ・うーん。見方によっては圭一を沙都子に近寄らせない行動。沙都子の芝居を見抜かせないため? 考えすぎかもしれないが、レナの不振にとれる行動が続くので、少し気に留めておこうか。



 ・涙を流す梨花。10話の無表情の梨花は怪しい。



 ・10話の無表情は気のせいか?

 ・他のキャラの表情と比較。


 ・魅音。心配そう。


 ・レナ。心配そう。

 ・無表情!!!

 ・このカットの表情は、確かブルーレイでも変わっていなかった。(弁当箱は修正されていたらしい)


 ・当時、「梨花冷たい!」という意見をよく見かけたが、気のせいではなく、確かに冷たい。まるで「今回のゲームはここで終わりか」という感じ。

 ・話の筋としては書かれていないが、梨花の表情描写はここだけ別人みたい。一応、絵柄だけだけど、別人として扱っておこう。

 ・10話ラストの梨花。沙都子が恐慌状態でも無表情。世界に興味を失った感じ。ただし、1カットのみ。


 ・ここだけだと弱いが、複数見つかれば見なせるだろうか。赤目だったら分かり易くて良いんだけど……。




 ・11話。引き続き教室。

 ・梨花が肩に手をかけ、顔を覆う沙都子。知恵が声をかけると平然と答える沙都子。

 ・ここは、祟騙し編の異常シーン。顔を覆う前後で、沙都子の人格が入れ替わっている。


 ・アニメ版だと、沙都子のシャワーシーンで「沙都子への虐待は無い方」が提示されている。虐待が無いとした場合のパターンを考える。

 ・気になるのは、圭一に頭をなでられそうになったとき、手を振り払って頭を抱えたこと。猫騙し編ラストの、びっくり箱に対して頭を抱えた沙都子に似ている。

 ・そして、知恵が声をかけたらケロリとしていること。


 A.全て沙都子の演技である。特に深い意味はない。

 B.意図せず悪い記憶がフラッシュバックして恐慌状態に陥った。「繰り返す者」らしくはない。

 C.頭を抱えているときに赤目になり、カケラ世界の沙都子が乗り移り、恐慌状態を演出。知恵に呼びかけられた時に元に戻った。カケラ世界の沙都子は、現実世界の沙都子の何かを邪魔している。


 ・Aだと沙都子は1人。BとCは、現実世界とカケラ世界の沙都子は別人。沙都子のことは、沙都子の回でやろう。

 ・でも、カケラ世界の沙都子が現実世界でも行動しているとすると、物事を失敗することはほぼなくなるんだけどなぁ。虐待されていないはずの沙都子が、なぜ虐待のフリをするのか。そこが難しい。


 ・次。


 ・梨花が引き留めたが沙都子は帰ってしまい、残りの部活メンバー達で相談。詩音が入ってきて揉める。

 ・圭一が、祟殺し編の記憶を持っているらしく、梨花が驚く。この梨花は、皆殺し編を経験していない感じ。ひょっとしたら罪滅し編の圭一も見ていないかもしれない。

 ・編を跨いで記憶がよみがえるのはレアケースなのかな。



 梨花「圭一なら分かるはずなのです。閉ざされた袋小路にしか見えないこの世界が、本当はそうではない事」

 レナ「みんなの力を合わせれば奇跡が起きる」


 梨花「それだけのことで奇跡は起こせる」


 ・梨花の後ろ姿は、まるで赤目梨花が語っているかの様。皆で力を合わせるという考えが起きたのはいつだったろうか?

 ・それにしても、レナのセリフは別の編の記憶があるかのようだ。レナの言った「奇跡」に梨花が乗っかっている。レナの不自然な言動がだいぶ連続しているな……。



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 ・旧作アニメを確認。皆殺し編。

 ・カケラ世界で梨花の声。視聴者に呼びかける。これは上位視点のフルデリカの声? 声は梨花であり、梨花を私とも言っているが、カケラ世界を認識し、視聴者を認識できるのは人間では無いな。ループ者は何とか人間だとしても、他の世界を認識できるというのは、次元が上の者だ。

 ・梨花は崖から落ちた。かろうじてそれまでの記憶がある。記憶は融合される?

 ・羽入を呼び、日付を聞く。6月上旬で綿流しが再来週。

 ・梨花は、圭一に綿流しの夜や、学校の屋根に上った記憶を聞くが、圭一は知らない。この時点では、記憶が引き継がれるのは奇跡か。

 ・梨花と羽入の感覚は繋がっている。梨花が麻酔なしで腹を裂かれた時も羽入に痛みがあったのか?

 ・羽入は、独立して沙都子と鷹野の様子を観察したりできる。……いや、それだと鷹野に富竹が殺されるの一回でも尾行しておけば分かるよね。これだと、梨花を鳥籠に閉じ込めていたのは、「鷹野が黒幕」なのを知っていて握りつぶしていた羽入ということになる。

 ・……なくもないか。

 ・日曜日。梨花は今の流れならカルタ大会になるだろうと予想。圭一にぼやく。座る席も予言。これは、カルタのくじ引きは魅音の細工ではなく、1パターンしか世界が無い? それとも、魅音の細工で全員の席が固定されている? 綿騙し編と郷壊し編の席順が同じなのは、くじ全部への細工なのか?


 ・圭一は、このカルタは何度もやったことがあって超エキスパートだから、別のゲームにさせる。

 ・魅音がバイトになって大会は中断。圭一が人形を貰うが、魅音に渡す。旧作では人形を貰うのは圭一だけだったか。

 ・梨花は圭一に助言をしようとしていたが、圭一は自力で魅音に渡した。


 ・学校でオークションに出品するもののクリーニング作業。魅音からおはぎの差し入れ。圭一は別世界の記憶を思い出す。梨花や詩音も思い出している。

 ・これは、業で言うところの記憶が蓄積されてきた世界だろうか。


 ・オークションに出す商品をダビンチで物色。大石がチンチロリンで勝負を挑む。燕返しの練習イベントでは無かったのか。

 ・大石は出目を自由にできる。魅音が教わり3回ピンゾロなら商品。魅音は3回ピンゾロを出す。

 ・赤坂登場。当時赤坂は病院に帰った。


 ・梨花の繰り返す世界は、過去のことですら固定されていない。

 ・これは、悟史の状態すら変化すると言うことか?


 ・梨花は手駒が揃ったとドヤ顔。羽入はあきらめ顔。

 ・リナが組に捕まり、鉄平が帰ってくる。沙都子もつれていかれる。

 ・梨花は、入江と鷹野に山狗を動かすように願うが却下。鉄平は、リナ殺しの関係者として警察にマークされている。

 ・梨花、自暴自棄になり暴れる。梨花のメンタルはこのくらいか。結構早く投げ出す感じ。


 ・梨花はやる気なし。事情を聴いた知恵が家庭訪問。

 ・詩音が鉄平を殺そうとするが、圭一が止める。圭一には祟殺し編の記憶がある感じ。

 ・児童相談所へ連絡したが、沙都子は「何も問題ない」と返答したため終了。

 

 レナ「どんな難問でも力を合わせればきっと良いことが思いつく」


 ・レナは罪滅し編の圭一の記憶がある。祟騙し編のレナも似たようなことを言っているので、記憶がありそうだなぁ。


 ・部活メンバーで児童相談所へ行くが効果なし。

 ・次の日、圭一がクラスメートを焚きつけてクラスで児童相談所へ行く。

 ・校長が責任を持つ。


 ・そういえば、業では校長先生がいないな。ベルを鳴らす手は出ているが、校長先生として登場していない。校長がいるなら同じ行動をしているはず。

 ・もし「校長の出番じゃないから、校長が出てこない」のなら、わざわざ手を出演させる必要も無い。


 ・亀田やエンジェルモート関係者も協力することになるが、大石が「園崎家や村が動くよ」と忠告。


 ・3日休んだ後、沙都子が登校。業の沙都子は3日も休まず登校し、梨花に弁当を貰うほど普通だった。

 ・沙都子は校長の足音で怖がる。校長が鉄平に見えて恐怖。

 ・沙都子は保健室で入江に注射を打たれる。


 ・みなで児童相談所に行く。梨花は、自分が力を出していないことに気付き、最後のチャンスとして協力することにする。


 ・オークションのこともあり、みなで集会場へ。

 ・校長と知恵が、児童相談所へ行くのは芦田で最後にできないかと提案。村からの圧力。圭一は、「集会所に諸悪の根源が集まっている」という。……業ではレナが言ったな。まぁ、この言い回しは誰でも言えるか。


 ・集会所とお魎も説得。

 ・梨花は「簡単に運命なんて口にしない」。


 ・次の日。児童相談所は沙都子保護を拒否。村長が職員室で部活メンバーに説明。校長もいる。うーん、校長が出ないのはなぜだろう。声優や作画の予算? わからん。

 ・児童相談所。大勢で抗議活動するが、大石に解散するように告げられる。


 魅音「追い風は吹く」

 ・業で魅音の言葉を覚えていた梨花が13話に言っていた。おうふ。これは、業の梨花の記憶としては、皆殺し編の記憶があるのか。


 ・県議と市議の二人が来て、お魎経由で市長から電話。児童相談所の所長は折れる。

 ・沙都子に電話。沙都子は「助けて」。警察突入。

 ・梨花「私は分かった。運命にあらがうことの意味。そしてその戦い方。二度と私は運命に屈しない。」

 ・業の2話のカケラ世界の梨花は、この梨花かな。そして、鷹野とは戦っていない梨花。だから、鷹野に対処せず部活メンバーにだけ対処している。でも、富竹、鷹野、梨花が死ぬ運命のうち、どれも解決してないな……。

 ・綿流しの晩に、富竹と鷹野に警告。大石にも相談。部活メンバーにも相談。

 ・入江診療所で鷹野+山狗が富竹に注射。あれ? どこかで「富竹が寝返ったことはない」と書かれていた気がするが、それを知っていたのは誰だ? 羽入かフレデリカは知っていたけど梨花には伝えていなかった? 特に誰かの語りではなく、ただの三人称描写だった? 思い出せない。


 ・鷹野に偽装した焼死体。先に死後24時間経過していた。歯医者の資料はすり替え済。

 ・次の日。大石から梨花が事情聴取。入江と小此木に相談。

 ・次の日の朝。小此木から入江が犯人だったと連絡。大石に警護を依頼。部活メンバーに雛見沢症候群のことを打ち明ける。


 ・むむむ。小此木から入江が黒幕と聞かされたのは朝。数時間の記憶を失う梨花なら、「入江が犯人」と聞かされた記憶は覚えているはず。鷹野に捕まるまでに12時間は経っている。

 ・梨花が「儀式は麻酔なしで」と言ったのを鷹野が無視して麻酔したとしても記憶は残りそう。麻酔をかけられると、数時間よりももっと長く記憶を失う?


 ・大石と熊谷が排除される。

 ・羽入が「もうすぐ時間がやってくる」 そういえば、羽入は梨花の死期が分かる。

 ・見張りの警官が排除される。梨花と沙都子で逃げるが、梨花が倒れる。沙都子が敵に立ちふさがって、梨花を先に行かせようとする。梨花は、鷹野が黒幕という記憶を引き継ぐために生きようと考えたが、沙都子を助ける道を選ぶ。


 ・最近のひぐらしだと、ここに選択肢があるのかな?

 ・PC版だと、選択肢が出たけど勝手に選択されるのだったかな? 記憶のかなた。


 ・祭囃し編の梨花は、鷹野の記憶どころか、入江が黒幕と言われたことすら覚えていない。記憶が消えすぎ。それなのに、羽入は覚えていると言うのはおかしい。どういうことだ?


 A.羽入のやる気のなさで鷹野が黒幕ということをつかめなかった。

 B.羽入は全て知っていた。梨花を先に進ませないため、黙っていた。

 C.この世界から急に鷹野が黒幕になった。 → さすがに無理があるか。

 D.羽入が鷹野の黒幕活動を観測しない様に誰かに操作されていた。上位者の操作説。これを考えるときりがない。


 ・絞れない、先に進める。

 ・皆殺し編終盤。部活メンバー全滅。梨花も殺されることになる。麻酔なし。

 ・梨花死亡前、部活メンバーの幽霊が「頑張ったね」

 ・梨花死亡後、部活メンバーが現れ「羽入は協力していなかった」

 ・羽入がやる気を出すことにして祭囃し編に続く。


 ・祭囃し編で、昭和58年6月。羽入が崖から落ちて、鷹野に会い、「鷹野黒幕」の記憶がよみがえる。

 ・そうか、羽入もフラッシュバックを使わないと「鷹野黒幕」の記憶は引き継げなかったか。

 ・梨花は鷹野の記憶が無かったので、羽入も無し。鷹野を見た羽入だけがフラッシュバック。

 ・繰り返しの力が衰えていて、これが恐らく最後の世界と羽入は言う。

 ・祭囃し編の梨花は、繰り返す者として限界。記憶の引継ぎも弱い。繰り返しもできない。となると、業で繰り返したのは梨花の力ではなく、エウアの力ということで良いのかな。


 ・祭囃し編は、登場人物が別世界の心残りにより教訓を得ている。これは、カケラ紡ぎによる記憶の集約か? 業の沙都子は、このカケラ紡ぎを行っているのか?

 ・祭囃し編の梨花は、皆殺し編で皆が協力したことを覚えていない、沙都子を助けた圭一の活躍も覚えていないのかな? そうなると、業で皆殺し編のことを覚えている梨花は祭囃し編を越えた梨花では無いことになる。


 ・梨花は、繰り返すと記憶が失われることがある。羽入はフラッシュバックで思い出す。そもそも、記憶の引継ぎ自体がフラッシュバックの事? 梨花のループってそれ自体自体が結構おかしいからね。周りの状況が変わっているのは、時間異動では無くて世界移動+時間移動だよね。

 ・羽入+梨花とエウア+沙都子の能力比較は後でやろう。


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 ・話は戻って、11話の梨花は皆殺し編の記憶あり。しかし、「祭囃し編の梨花は、皆殺し編の記憶が無いのではないか」という疑惑が湧いた。


 ・鉄平が帰ってきて沙都子が壊れ、絶望または諦める梨花。これで2人。

 ・皆殺し編で圭一が沙都子を助けたのを知っている梨花。これで1人。

 ・惨劇を乗り越えてルチーアに通っていた梨花。これで1人。

 ・増えてきたな! 分からん!!!


 ・11話序盤の圭一詩音対決を見た梨花は「皆殺し編で圭一が沙都子を助けた」記憶がある。途中で思い出した感じだろうか。

 ・レナも何となく記憶がある。

 ・圭一は、祟殺し編の記憶があり、鉄平を殺したのを後悔している。

 ・詩音は、沙都子のねーねーなので、目明し編の後悔を引き継いでいる。でも、鉄平を殺そうとしがち。


 ・梨花一人追加。

 ・11話序盤。圭一詩音対決を見た梨花。「皆殺し編で圭一が沙都子を助けた」記憶がよみがえる。レナも同じ。



 ・その後、児童相談所に行ったが、効果薄。圭一が打つ手なしとぼやく。

 ・梨花はそれを「信じない」と泣きながら活を入れる。圭一は発奮。

 ・この梨花は、圭一の未来の確信はしていないな。梨花の記憶としては「方法は分からないが圭一が沙都子を助けてくれる」というくらいなのだろうか。



 ・圭一がクラスメートを扇動。その様子を知恵が覗くが梨花が説得。

 ・この梨花の説得は皆殺し編と同じ。違うのは校長が出ないところ。

 ・知恵が引率し、児童相談所へ。しかし、効果は薄い。


 ・富田達はやる気を出し、皆に声をかけ明日からも協力することになる。


 梨花「これが運命を打ち破る力」

 ・この梨花は、今まで運命を打ち破る力を知らなかった。そして目の当たりにした。となると、皆殺し編も祭囃し編も記憶していない。

 ・何だろうこのブレは。


 ・11話ラストの梨花。圭一の扇動により沙都子を助ける雰囲気が盛り上がる。「これが、運命を打ち破る力!」。運命を打ち破る初体験。皆殺し編、祭囃し編で勝利した記憶なし。



 ・12話冒頭。富竹と鷹野も応援に。梨花は浮かぬ顔。

 ・ここは、もしかしたら、祭囃し編の羽入の様に、梨花が鷹野の顔を見て「鷹野が黒幕」ということを思い出しているのかもしれない。

 ・ただ、レナも同様の顔なので、富竹と鷹野がここに来たのを不思議に思い、怪訝な顔をしているだけかもしれない。


 ・皆は集会場で説得。お魎へ直談判。町会の支持を得る。

 ・12話ラスト。梨花は運命なんて気安く口にしないと決めた。

 ・この梨花は、運命を打ち破る初体験。となると、皆殺し編と祭囃し編を越えていない。あれ? 2話冒頭のカケラ世界の梨花はどこへ行った?



 ・13話。児童相談所に抗議に行くが、大石が皆を公園に呼び出し、解散するよう告げる。



 梨花「私たちはやれることはすべてやっている。そう信じてる。これは魅音、あなたの言葉」

 梨花「必ず追い風は吹く」

 ・これは、梨花が「魅音が言った記憶」をもとに口にした発言。途中でフラッシュバックで思い出した? この梨花は皆殺し編の魅音を知っている。


 ・その後、県議が来て、中に入れる。大石は、県議が来るのを分かっていたようなので、形式的に圭一達を止めただけで、最初から通す気満々だったということか。



 ・圭一はサイコロの1を6にした。普通ではあり得ない事。

 ・この言い回しは普段の梨花。「また奇跡が起きた!」なのか「初めての奇跡!」なのかは不明。



 ・夜。沙都子から圭一に電話。

 ・このシーン、沙都子の顔が出ない。



 ・振り向くまでの間、沙都子は赤目だったのではないか?

 ・仮説として、沙都子からの電話は嘘。しかも、赤目沙都子はカケラ世界に居たまま、世界に関与しているんじゃないのかと思い始めた。この場合は、沙都子の虐待は無く、教室でも普通にしていようと思ったが、カケラ世界の沙都子に操作されて恐慌状態になった。

 ・沙都子の虐待が芝居だとすると、この電話も嘘をつくのは必然なので、普通に沙都子が嘘をついたのでも問題はない。問題は、なぜ虐待されている様に嘘をついたのかか。

 ・検証は沙都子の時に。



 ・綿流し。そういえば、なぜか梨花は私服だ。六凶爆闘の後で着替えて演舞。

 ・祟騙し編の梨花は終了。


 ・沙都子が圭一をにーにーと呼び、悟史の大切にしていたものをあげると言う。

 ・シチュエーションとしては、「実は沙都子のすべての行動は、近しい親族である悟史の意識をよみがえらせるため。圭一を通してにーに―の思い出を蓄積するためだったのだ。それどころか、圭一と見せかけてすべては悟史だったのさ!」という感じなのだが、他に沙都子が圭一に親しくする意味がよく分からない。

 ・例えば、沙都子が圭一を北条家におびき寄せて悟史のバットで殴り、鉄平を殺した罪を擦り付けるだけなら、別に「にーに―」のシーンは必要ない。

 ・何のトラップもなく、普通に圭一に悟史のバットをあげようとしていただけなのだろうか?




 ・北条宅へ連れていかれた圭一、鉄平に殴られる。驚く沙都子。

 ・次の話で同じ服を着た沙都子が血まみれで登場するので、全部が圭一の幻覚とは考えにくい。


 ・一応、鉄平は赤目だ。カケラ世界の者に操作されているか、「圭一に殺された時」をフラッシュバックさせられて狂暴になっている感じ。


 ・虐待は偽とすれば、鉄平は暴れて捕まると言うこともない。それなのに圭一をバットで殴るのは、操作されたかフラッシュバック。

 ・悟史のバットは沙都子が用意。それを鉄平が利用した。

 ・圭一は命の危機で反撃。おそらく鉄平を殴り殺した。


 ・成り立つ条件はなんだ?


 ・現実世界の沙都子と、カケラ世界の沙都子は別人格。

 ・沙都子は虐待されていない。

 ・カケラ世界の沙都子が、現実の沙都子を操り、またはフラッシュバックさせ、学校で恐慌状態にさせて虐待を疑わせた。

 ・圭一への電話はカケラ世界の沙都子に操られた沙都子による偽情報。鉄平は北条家にいた。鉄平は虐待していないので暴れることもなく警察にも連れていかれない。

 ・沙都子は圭一に「悟史のバット」を貰って欲しかった。

 ・鉄平は、圭一に殺されたフラッシュバックを見させられ、悟史のバットで圭一を攻撃。


 ・操作だと万能すぎる感じがあるので、フラッシュバック状態かも知れない。とは言え、梨花の赤目はフラッシュバックでは無くて操作している感じもあるので、保留とする。



梨花の見た目チェック>

 ・まつ毛は1本、まれに2本。特に問題なし。

 ・たまに顔の絵柄が違うが、特に問題なし。

 ・たまにリボンの長さが左右同じになるが、特に問題なし。



祟騙し編終了時点>

 ・今の所8人。増えたな。

 ・1話の梨花。過去に部活で宝探しの経験あり。特に羽入とコンタクトはしていない。

 ・2話のカケラ世界からの梨花。1話の梨花に上書きと仮定。5年後から来た。普段羽入がいないことを納得している。カケラ世界を認識。 圭一をケア。圭一から魅音へ人形を渡させる。鷹野に対処していない。

 ・7話の赤目梨花。一時的に梨花の体で発言したと思われる。中身は不明。物事を投げ出すのが早い。

 ・10話の梨花。鉄平に沙都子が連れていかれて絶望。皆殺し編を知ない。

 ・10話ラストの梨花。沙都子が恐慌状態でも無表情。世界に興味を失った感じ。ただし、1カットのみ。同じカットだとレナも無表情な感じ。

 ・11話序盤。圭一詩音対決を見た梨花。「皆殺し編で圭一が沙都子を助けた」記憶がよみがえる。レナも同じ。

 ・11話ラストの梨花。圭一の扇動により沙都子を助ける雰囲気が盛り上がる。「これが、運命を打ち破る力!」。運命を打ち破る初体験。皆殺し編、祭囃し編で勝利した記憶なし。引き続き、12話ラストの梨花。運命なんて気安く口にしないと決めた。運命を打ち破る初体験。皆殺し編と祭囃し編を越えていない?

 ・13話序盤の梨花。公園。私たちはやれることはすべてやっている。そう信じてる。これは魅音、あなたの言葉」「必ず追い風は吹く」。この梨花は皆殺し編の魅音を知っている。



 ・つづく。


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