ひぐらしのなく頃に卒 第7話 祟明し編1話 ネタバレ分解

 第7話。祟明し編1話のネタバレ分解です。

 第一印象重視で軽く進めていきます。細かい考察は後で。

 具体的に言うと放送から10日後くらい。(今は暑くて進まないので2週間以上先)


 ※暗い場面や夕方はコントラストを調整している場合があります。



 長椅子に寝そべりながらカケラを覗くエウア。

 気分的にポテチ食ってるだろ。



 梨花と羽入が屈み、梨花だけが立ち上がった。見たことが無い状態。

 このカケラは、同じ時間の梨花を達覗いているのかな? 梨花と沙都子の主観時間は同じ?

 ……。

 いや違う。例えば綿明し編だと沙都子が先にスタートして目覚めた梨花を出迎えている。

 まぁ、沙都子は「同じ梨花」を追いかけているはずなのに、梨花よりも前の時間軸でスタートしてるのも少し変なのだが。


 ・沙都子は、梨花より後に死ねば、梨花と同じカケラに行ける。スタートする時間はズレる。





 沙都子「エウアさん、輪っかが痛いですわ」

 もとい。


 沙都子が梨花より先に死ぬと、梨花が生まれない世界に行く可能性もある。

 それを持ち出すと、そもそも雛見沢村や日本が無い世界に行ってしまうこともあり、地球すらないかもしれないからね。(むしろ、無限のカケラなら、地球が無い方が多い)


 ・無限の可能性とはいえ、地球があって、日本があって、雛見沢村があるくらいには近しい世界が選ばれる。なんなら、トランプの傷のつき方が同じ程度に近しい。

 ・それでも、登場人物の増減程度の差はありうる。

 

 沙都子が先に死ぬと「梨花が生まれてこないカケラ」に行くこともあると言われ、はっとする沙都子。

 ここで沙都子の心境の変化があったという描写。


 沙都子は綿明し編ラストで、魅音に銃を突きつけられても余裕を持っていたが、これからは先に死なない様に心変わりしたのだろうか?


 最後に幸せな世界になれば、それまでの世界はどうなっても良いと気軽にやってきた沙都子。「失敗したら幸せな世界に永遠にたどり着けなくなるかも!」と焦り始めた?

 そうなると、鬼明し編と綿明し編の沙都子の悪い行動は普通に悪いことになるのだが、なぜに綿明し編で魅音へのH173注射をぼかした?

 わからんです。



 これは、さっきのカケラに映っていた映像!

 アニメの放映順で未来を見ていたのか!

 時系列順に流さないと言う意地悪!(それは元からや)


 梨花主観。

 ・圭一と詩音が祭具殿に入った。

 ・公由村長が行方不明。 → 行方不明の日付がズレたのは気にしていない。

 ・詩音が犯人。 → 梨花は、拷問されて初めて詩音が犯人と知ったかもしれない。二人の入れ替わりを自力で突き止めていないため、注射器突撃とか無茶な解決方法しか取れない。梨花としては、学校に「魅音のフリをした詩音」は来ていないと考えもしなかったのかな。考えていれば、魅音のことをもう少し警戒していたのに。


 梨花「私もう死にたくない」

 これに対しては、Fateのある人物「理想を抱いて溺死しろ」が適当。

 鬼明し編で自殺しなければ梨花の世界は続けられた。


 無限の繰り返しでも世の中には二律背反がある限り「最高の世界」にはたどり着けない。完璧な理想の世界が実現できるのは天国という箱庭だけだ。

 祭囃し編風の世界の先を見てしまった梨花には酷な話か……。


 まぁここは、登場人物に乗り越えてもらうところ。我々の関与するところではない。(二次創作による関与はどんどんやれー)



 沙都子とエウアに対しての、梨花と羽入の構図。

 泣いている梨花よりも、むしろ泣いていない沙都子の方がかわいそうの図。凄い皮肉!w



 「梨花」と呼び掛ける沙都子。

 これは、ループしてきた時は意識の入れ替わりでぼーっとするのかな? だから、沙都子は確認のために声をかけた。


 関係ないが、階段1段が小学6年生女子のひざ下か。30cm程度。(二人はもっと小さいか?)これは結構登るのが大変。業だと構図によっては45度を越えていた感じするしねw



 梨花の様子から、ループしてきたことを感じる沙都子。

 ……。

 ん?

 ループ者の梨花は、「もともとこの世界にいたの梨花」に精神を上書きして引き継いでいるが、「もともとこの世界にいた梨花」はループ者の自覚があったのか?


 ・梨花は、ループしたときに現状を確認する必要はあるが、大体想定内の世界。それまでの梨花を装うことができる。例外は賽殺し編。


「もともとこの世界にいた梨花」の中身

 A.ループ者の自覚があった。 → 常に新たな梨花に上書きされる可能性が残る。

 B.ループ者の自覚が無かった。 → 未ループ梨花だと、「予言めいたことを言う」とか先読み行動をしていないので、急に予言者になったと不思議がられるだろう。そうなっていないので矛盾する。


 これは、Aか? 上書きされる前の梨花には、ループ者としての自覚があり、そうふるまっていた。


 1.梨花Aが死亡。

 2.ループ者の自覚がある梨花Bが生活している世界に梨花Aが来て上書き。梨花Bは消滅。

 3.また梨花Aが死んで、別の世界の梨花Cに上書き。


 む? おかしい。

 梨花Bや梨花Cは精神が上書きされてしまうなら、繰り返せていないのでループが終了している。

 無限に繰り返すなら、梨花Bや梨花Cは精神を上書きされてはいけない。 

 上書きではなく融合? これでも、融合すると梨花の数は減ってしまう。どこかで梨花の主観が増えないとおかしくないか?



梨花の1回目のループを考えると……

 1.梨花Aが死亡。 → わかる

 2.ループ記憶のない梨花Bに、梨花Aが上書き。 → ループ記憶のある梨花はどこにもいないのでわかる

 3.梨花Aが死亡。ループ記憶のある梨花Cに上書き。 → 矛盾はここだ! 「ループ記憶のある梨花」はどこからループしてきたと言うのだ? そして上書きされたら「繰り返す者」ではない。


梨花Cを成り立たせるには

 1.梨花Aが死亡。

 2.創造主X(未登場)が、梨花Aに近い「梨花B」が生活してきた様な世界を作る。世界が存在するのは、5分前でも良いし、60億年前でも良い。登場人物には区別できない。

 3.梨花Bは、梨花Aに似た行動をとり生活してきた。それを梨花Aで上書き。

 4.梨花Bは消えてしまう。梨花Bは梨花Aが「繰り返す者」であるために創造された存在なので問題なし。


 ↑こんな感じかな。


別な考え方としては

 1.梨花Aが死亡。カケラ出現。カケラの中の過去の梨花を梨花Bとする。

 2.梨花Aが、ある時点の梨花Bに上書き。

 3.梨花Aが死亡。新たなカケラ出現。カケラの中の梨花を梨花Cとする。

 4.梨花Aがどれかのカケラの梨花に上書き。


 これでも矛盾はないが、カケラ世界が無限に増え、しかも再利用される。

 全て一人の梨花で、過去に存在した梨花のみとなる。その代わり、カケラは無限に増えてしまう。


 「繰り返す者」を現実世界に当てはめると、創造主Xや、カケラ世界の増殖みたいな別な概念が必要になるのかな。

 こんな概念の話無しで、視聴者の意見が一致するわけないじゃーーーん!!!

 普通、物語世界ごとの世界法則なんて考えきれないよ。

 そうか、一なる真実を見つけるんじゃなくて、自分で構築した世界の二次創作で好きにやって良いと言うことか!?(勝手な解釈)



 閑話休題。


 沙都子は、梨花が巫女として怒らせるようなことをしたのではないかと尋ねるが否定する梨花。


 赤目沙都子「嘘つき」

 「嘘ですわね」とかお嬢様言葉をつかないから、これは本音なのかな?


 沙都子は梨花が寝言で雛見沢から出たがっていると追及。

 沙都子「誰にも言いませんわ(この世界ではね!)」



 オヤシロ様の巫女にうんざりしている梨花。


 む!!!

 画面左に赤い屋根の前原屋敷!!! ついに出現したぞ!

 なぜ今まで描かれなかったのか。その意味では雛見沢の地図は依然として怪しい。



 沙都子が梨花に雛見沢のすばらしさを説く。

 沙都子としては雛見沢の人々を恐怖していたと思ったんだが……。梨花のおかげで迫害されなくなった恩返しとも言えるが、場面の雰囲気としては「当てつけ」だなぁ。



 梨花は雛見沢の良さを理解した様子。沙都子はニヤリ。

 ここは、業16話での梨花の自問自答に似ている。梨花の記憶の累積か、何者かの幻術か。

 ここで、梨花の心変わりが引き継がれていないと言うことは、やはり祟騙し編のラストと猫騙し編の最初の間に偽装が? 祟騙し編の結末を、猫騙し編で上書きされた感じだったしね。



 推定興宮。

 線路が見えない……。これはどこからどこを見ているのか。おそらく学校もあるはずなのだが……。

 相手チームのベンチが空!



 沙都子「罠は一つ」

 エウア(視聴者も兼ねる)に対してじゃないかなー。



 沙都子は鉄平宅で麻雀。ロン。


 沙都子もロンで国士無双。

 鉄平の待ちは単騎か。沙都子は単騎か十三面待ち。

 国士が出るのは、鉄平とのコンビ打ちかなぁ。

 コンビ打ちなら鉄平にあたらない牌にする気もするが、まぁ、そこは絆が繋がってきた比喩としておこう。



 沙都子は鉄平に対する行動を変化させた。



 沙都子の帰りを待つ梨花。窓を開けた構図は初めて。

 部屋の中。手前の画像に対して、窓の外は思ったより見晴らしが良い。



 鉄平のバイクに乗り、北条宅へ行く沙都子。

 バイクのスタンドを立てる丁寧な描写。

 沙都子の自転車は置いてきたようだ。



 使われていなかった部屋のカレンダーが昭和58年6月な気がするが、置いておこう。



 沙都子をいじめる奴はぶんなぐってやると意気込む鉄平。



 雛見沢村全員にいじめられていると言う沙都子に驚く鉄平。

 そんな状態だったら雛見沢村出させるわ!!! こういう時のお金だろ!

 だが、おそらく鉄平のアイデアは沙都子に言いくるめられて北条宅に留まることになるだろう。というか、一緒に北条宅に住むことで了承している。鉄平!


 ……。


 今回はあまり不自然な描写が無かった!(セリフは細かくチェックしていない)

 今回の情報で大きかったのは、「いつもエウアが見ている」ことかな。


 ・視聴者が見ているものはエウアが見ているものに近い。視聴者に向けられた様なメッセージがあったとすると、まずはエウア向け。エウアに向けられたものを視聴者自身へのものと捉えるのは各自の自由。

 ・沙都子がエウアを騙すには、視聴者を騙せる程度は騙す必要がある。

 

 赤目沙都子の意味はまだよく分からない。

 沙都子の心の荒廃を表しているのか、赤目キャラクターを通して世界がエウアに覗かれているのか。


 今回は、猫騙し編の梨花改心要素が入ってきてしまったので、二編分明かされるかの勢い。そうなると卒は15話で終わるかも。


 さて、7話の分解終了。

 次回へ続く。


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