- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
※妄想による二次創作です。ご注意ください。
※「郷巡り編」も造語です。何かと被っても偶然です。
※初めての方はパラグラフ001からどうぞ。
梨花がルチーア学園に合格してしまった……。
あの梨花が3年頑張ったくらいでルチーアに合格できるなんて、案外ルチーア学園も大したことが無いのかもしれない。
「梨花ぁ、ほんとにルチーア学園に行きますの?」
「行くのですよー。ハイソサエティな学園生活なのです!」
梨花はここに残る私のことをどう思っているのだろう……。
新幹線のホーム。
今日はルチーア学園に行く梨花を見送る日だ。
地元から離れる梨花を皆が見送っている。
「梨花ちゃんならお嬢様学校でも大丈夫そうだな!」
「制服も似合ってるねぇ、おじさんもそんな可愛い制服を着てみたかったよ」
「はうー、お持ち帰りぃ!」
「レナさんだめですよ。お姉なんて持ち帰ったらお腹を壊します」
「詩音ー! それってどういう意味ー!!!?」
「沙都子、それでは行ってくるのですよ」
梨花が行ってしまう。
行かないで。
梨花にかける素直な言葉が出てこない。
「梨花、お嬢様学校について行けなかったら、いつでも雛見沢に帰ってくれば良いのですわ」
口からは梨花への皮肉しか出てこない。
意地っ張りのばか沙都子……。
梨花が……遠くに……行ってしまった……。
→ 005へ行け
コメント
コメントを投稿